すぐにできる花粉対策は、外からの花粉をできるだけ持ち込まないことです。2025年の花粉シーズンは2月末から本格化し、3月の上旬にはピークを迎えます。花粉は一年を通じて飛散しており、5月にはイネ科の花粉が、8月下旬から9月にかけてはブタクサ属の花粉が特に多く飛散しますが、花粉症の人の約7割が3月に発症を自覚しています。
花粉症の症状と花粉対策

花粉症の主な症状は鼻水、鼻づまり、くしゃみが一般的です。特に鼻づまりが持続すると口呼吸になりやすくなります。それが原因で頭痛や咬合の異常、夜間の睡眠などに影響が出てしまい、これらは直接的に集中力の低下にも繋がります。また、アレルギーによって自律神経の変調をきたした結果、生活リズムが崩れ、日常生活のパフォーマンスに影響すると言えるでしょう。
パナソニック株式会社が行った花粉症による労働力低下の経済損失額は、1日あたり「約2,320億円」となりました。
※最新の民間給与実態統計調査(国税庁)や労働力調査(総務省統計局)を元にした今回の推計
すぐできる花粉対策
外からの花粉をできるだけ持ち込まない
花粉の侵入経路として最も多いのは玄関。外から入ってきた人の衣類や髪に付着し、そのまま家の中に持ち込まれます。花粉は粒子として見ると重いため、本来ならそれほど奥まで侵入するものではありません。たとえば玄関のドアの開け閉めなどで起きた風で舞っても、少し経つと落ちます。
ただ、この落ちた花粉が人の靴下やスリッパなどに付着することで、リビングなどへ引き入れてしまうのです。そのため、花粉を室内へ持ち込まないためには、まず玄関で除去することが重要です。
玄関にはハンディサイズのクリーナーや専用のブラシなどを用意して、家の中に入る前に衣類に付着した花粉を取り除きましょう。
表面がふわふわしたウールやフリースなどに比べて、表面がツルツルした衣類は花粉が付着しにくいので、洋服の選び方でもひと工夫できます。
洗濯物を外に干さない
花粉が洗濯物に付着しないよう、花粉の気になる季節は外干しをやめて部屋干しに切り替えましょう。
洗濯乾燥機、浴室乾燥機、エアコンの衣類乾燥モードのほか、衣類乾燥に特化した衣類乾燥除湿機を使うのもオススメ。部屋干しはニオイが気になるという方もいると思いますが、短時間でカラッと乾かす衣類乾燥除湿機があれば部屋干し臭発生を防ぐことができます。また、原因菌を除菌して、ニオイを元から抑制するモデルを選ぶのも良いでしょう。
換気は窓の開け幅を10cm程度に、レースカーテンは閉めて!
花粉のピーク期におこなった実験では、窓を開ける幅を10cm程度にし、レースのカーテンをすることで屋内への花粉の流入をおよそ4分の1に減らすことができるそうです。※
※環境省:花粉症環境保健マニュアル2022より
こまめに床掃除をする
掃除の際は、激しく動き回ると床に溜まっていた花粉を舞い上げてしまうことがあるので、掃除機をかける際にもこの時期はなるべくそっと動くようにしたいものです。拭き掃除を先にするのも一案です。乾いたときにまた花粉が飛散してしまわないよう、水拭きに使った雑巾はしっかり洗いましょう。使ったらすぐに捨てられるウェットタイプのシートを使うのもよいでしょう。
ただ、毎回水ぶき掃除をするのは大変です。加湿器などを使って花粉を湿らし、花粉を床に落とすのもおすすめです。
また、「静電HEPAフィルター※」を搭載している空気清浄機もおすすめです。
静電HEPAフィルター※とは、花粉やほこり、ウイルスなど、空気中のごく小さな粒子を捕集することができる「高性能な微粒子エアフィルター」のことです。もともと、精密機器や半導体の製造工場などの換気装置用フィルターとして、微細なほこりを取り除くために開発されましたが、最近では家庭用においても、空気清浄機などにも搭載しています。
空気清浄機は水拭き掃除の前以外にも、この時期は特に花粉対策として活用したいもの。イオンで花粉を抑制する機能や花粉に特化したモードが搭載されているモデルもあるので、検討してみましょう。加湿空気清浄機であれば、通常の空気清浄機能に加え加湿機能も搭載しており、1台設置するだけでいろんな用途に使えるので、コスパの良い家電と言えるでしょう。
※JIS Z 8122:2000による規定。定格流量で粒径が0.3µmの粒子に対して99.97%以上の粒子捕集率をもち、かつ初期圧力損失が245Pa以下の性能をもつエアフィルター。
エアコンと空気清浄機の「併用」テクニック
併用する際の最適な配置は?
寒い日が続く季節はエアコン暖房が活躍します。エアコンと空気清浄機を併用する場合はエアコンの作り出す気流が空気清浄機の集じん機能をアシストしてくれるから、花粉対策もスムーズにおこなえます。特に部屋が広くなればなるほど、効果は高まります。
併用する際の最適な配置は?
空気清浄機の多くは、前面もしくは側面から汚れた空気を吸い込み、上部からキレイな空気を出す構造です。※背面から吸い込む機種もあります。
エアコンの気流に合わせて空気清浄機を置けば、集じん効率がアップします。季節によって変わる最適な配置方法を解説します。
冬場(暖房運転時)
冬はエアコンの風向きを下に設定し、空気清浄機をエアコンの反対側に置くと、高い位置から下に向かって空気をキレイにする大きな気流ができます。
夏場(冷房運転時)
反対に夏はエアコンの風向きを上にして、天井をつたって下に落ちる大きな気流を作るため、エアコンの下に空気清浄機を配置しましょう。この時、気流が家具などで妨げられないように注意してください。
花粉が多く飛ぶ時期でも、エアコンや空気清浄機を上手に活用すれば窓開け換気による花粉の侵入を抑えることができます。まだまだ気温の低い日も続きますが、こまめに換気をすることで室内の空気環境を気持ちよく快適な状態に保ちましょう。
花粉対策におすすめのアイテム
マヌカハニー

TCN ストロングマヌカハニー
数あるマヌカハニーの中でも、ニュージーランドに常在する日本人養蜂職人が、その経験値と養蜂技術をもって 個々の原料を見極め、製品化にふさわしい原料のみを日本へ送り出しているブランドです。
中でもモンドセレクション最高金賞を受賞している、MGO(メチルグリオキサール)の数値1050+は希少価値が高く、と高くより深いケアができます。
じゃばら
じゃばらは和歌山県北山村原産の柑橘類です。じゃばらには、花粉症などのアレルギー反応を抑える成分「ナリルチン」が豊富に含まれています。
じゃばらはユズやカボス・橙などと同じ柑橘類で、香りと酸味が強く果汁が豊富で、独特の風味を持つ「大変希少な果実」です。
疲労回復に役立つビタミンや、カロチンが含まれ、特に果皮にはナリルチン(フラボノイドの一種)が柑橘品種の中で、群を抜いた含有量があるという研究結果から、近年大変注目を集めている果実です。
ナリルチンの効果としては花粉症やアトピー性皮膚炎、気管支喘息などのアレルギー症状を抑制する効果が期待されています。
岐阜大学医学部による論文によれば、「朝と夕方にそれぞれ5㎖のじゃばら果汁を飲むとスギ花粉症の症状とQOLの改善にきわめて有効」とされています。
おすすめのじゃばら商品

紀伊路屋 柑橘じゃばら無添加ストレート果汁
朝5ml・夕5mlでシャキッと
じゃばら ストレート果汁は、希少果実「じゃばら」をまるごと贅沢に搾った無添加果汁です。クセになる酸味は、焼き魚にサラダにまた餃子のタレに、晩酌の焼酎割りにと、毎日の食卓に欠かせない一本です。

紀伊路屋 じゃばら果皮粉末
じゃばらを様々な用途にお使いただけます
じゃばらの皮を細かな粉末に仕上げました。水にも良く溶けますので、蜂蜜などを加えさっぱりとお飲みいただいたり、料理の隠し味や、ケーキ作りになど、様々な用途にお使いただけます。またジッパー付きアルミ製袋が湿気を防ぎますので、適量でご使用ください。

紀伊路屋 じゃばらジャム
希少な果実「じゃばら」の果肉をたっぷりと
じゃばらジャムは、希少果実「じゃばら」の果肉をたっぷりと使用したお子様でも食べやすいジャムです。すっきりとした酸味と程よい甘みは、毎朝のパンにまた、おやつのホットケーキにと、家族みんなでお召し上がりいただけます。






