
紫外線というと夏の強い日差しをイメージしがちですが、3月からは真夏同様に紫外線量が増えています。日焼け止めなどで紫外線防御をすることはもちろんですが、栄養面の日焼け対策を考えることも必要です。
中でも、着目してほしいのが“ビタミンC” 。しかし、ビタミンCはポピュラーなビタミンであるが故に間違った知識を持っている人も少なくないようです。ビタミンCの正しい摂り方をお伝えしましょう!
紫外線が強くなる時期だからこそ知っておきたい、ビタミンCの働き
ビタミンCには、大きく2つの作用があります。
メラニン生成阻害作用
シミやくすみのもとになるメラニンの生成を抑える働きのことです。ビタミンCは、ビタミンC誘導体として化粧品などに使われておりシミのもとになるメラニンの生成に欠かせないチロシナーゼという酵素の働きを阻害する働きを持っています。
メラニン色素還元作用
こちらはできてしまっているシミに対する働きです。紫外線などを浴び、皮膚の中にある“メラニン色素”が刺激を受けると化学反応で酸化され、黒褐色なるのが、いわゆるシミです。この酸化されたメラニン色素を無色状態に還元することでシミを薄くすると考えられています。
シミ、くすみに効くビタミンC、でも、間違った使い方はシミを濃くすることも!
ビタミンC成分を扱うときの注意点
シミの原因となるメラニンの生成などを抑える働きがあるビタミンC。しかし、ビタミンC成分を扱うときには注意が必要です。
例えば、ビタミンCが豊富なレモン汁で化粧水を作ったりレモンの輪切りでパックする人がいますが、シミやくすみには逆効果です。
レモンにはビタミンCも含まれていますが、皮の部分にソラレンという光感受性の成分も含まれています。その成分が紫外線を逆に吸収しようと働きかけるためシミやくすみが濃くなってしまいます。
市販の化粧品は、安全性を最優先に肌への影響を研究しているので安心して使用できますが、ビタミンC自体の刺激も強いこともあり、手作り化粧品でのスキンケアは慎重に行わないとトラブルのもとになります。
紫外線対策に効果的なビタミンCの摂り方は?
ビタミンCはメラニンの生成を抑える働きだけでなく、肌のハリのもとになるエラスチンやコラーゲンの原料にもなっている重要な栄養素です。
特に、紫外線を浴びた肌はメラニン色素が活性化するだけでなく、活性酸素も発生し肌にダメージを与えます。
抗酸化力があるビタミンCは、この季節必要不可欠な栄養素といえるのです。外から塗るビタミンCだけでなく食べて摂るビタミンCにも着目しましょう。
紫外線対策 肌に効く4つのポイント
ソラレンが多い食材
レモン、グレープフルーツ、オレンジ、ライム、イチジク、パセリ、キュウリ、セロリなど
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