「レアンドロ・エルリッヒ展:見ることのリアル」2017年11月18日(土)より森美術館にて開催
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レアンドロ・エルリッヒは、国際的に活躍するアルゼンチン出身の現代アーティストで、日本では金沢21世紀美術館に恒久設置された《スイミング・プール》の作家としても知られています。 大型のインスタレーションから映像まで、エルリッヒの作品は視覚的な錯覚や音の効果を用いて、わたしたちの常識に揺さぶりをかけます。一見どこにでもある見慣れた風景ですが、よく見ると、水がないのに舟が浮かんでいたり、人々がさまざまなポーズで壁に張り付いていたりと、その異様な光景に観客は驚きと違和感を覚えることでしょう。自分が見ていることは果たして現実なのか、という疑いを抱くとともに、いかに無意識のうちに習慣にとらわれて物事を見ているか、という事実に気付くのです。
本展は、エルリッヒの四半世紀にわたる活動の全容を紹介する、世界でも最大規模の個展です。初期の作品から新作まで、40点を超える作品を紹介。その8割は日本初公開となります。 作品を通してわたしたちは、見るという行為の曖昧さを自覚し、惰性や習慣、既成概念や常識などを取り払い、曇りのない目で物事を「見る」ことで、新しい世界が立ち現われてくることを、身をもって体験することになるでしょう。
目次
レアンドロ・エルリッヒ展:見ることのリアル 主な展示品
レアンドロ・エルリッヒ《建物》2004年 展示風景:104-パリ、2011年※参考図版
レアンドロ・エルリッヒ《建物》2004年 展示風景:ニュイ・ブランシュ、パリ、2004年※参考図版
レアンドロ・エルリッヒ《スイミング・プール》2004年 所蔵:金沢21世紀美術館撮影:木奥惠三画像提供:金沢21世紀美術館※参考図版
レアンドロ・エルリッヒ《反射する港》 展示風景:「ハンジン・シッピング・ザ・ボックス・プロジェクト2014」韓国国立現代美術館、ソウル、2014年Courtesy: National Museum of Modern and Contemporary Art, Korea; Art Front Gallery; Galleria Continua
レアンドロ・エルリッヒ《精神分析医の診察室》2005年 展示風景:プロア財団、ブエノスアイレス、2013年撮影:Clara Cullen※参考図版
レアンドロ・エルリッヒ《試着室》2008年 展示風景:イグアテミ・ショッピングモール、サンパウロ、2016年撮影: Luciana PreziaCourtesy: Iguatemi Shopping Mall
レアンドロ・エルリッヒ《シンボルの民主化》2015年
レアンドロ・エルリッヒ《二重の茶室》2010年230 x 400 x 775 cm ミクスト・メディア展示風景:瀬戸内国際芸術祭2010 撮影:中村脩※参考図版
レアンドロ・エルリッヒ《トンネル》2012年展示風景:大地の芸術祭越後妻有アートトリエンナーレ2012 画像提供:大地の芸術祭実行委員会撮影:中村脩※参考図版
レアンドロ・エルリッヒ(ポートレイト)撮影:Alejandro Guyot
開催概要
会期:2017年11月18日(土)~2018年4月1日(日) 開館時間:10:00~22:00 ※火曜日のみ、17:00まで ※入場は閉館の30分前まで 休館日:会期中無休 会場:森美術館 公式HP 東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー53階 地図
チケット販売情報
展覧会ホームページほか主要プレイガイド 一般/1800円、高校・大学生/1200円、4歳~中学生/600円、65歳以上/1500円
チケットぴあ:一般/1500円
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