展示構成と見どころ・主な展示品
鏑木清方(1878-1972)の代表作として知られ、長きにわたり所在不明だった《築地明石町》(1927年)と、合わせて三部作となる《新富町》《浜町河岸》(どちらも1930年)は、2018年に再発見され、翌年に当館のコレクションに加わりました。この三部作をはじめとする約110点の日本画作品で構成する清方の大規模な回顧展です。
浮世絵系の挿絵画家からスタートした清方は、その出自を常に意識しながら、晩年に至るまで、庶民の暮らしや文学、芸能のなかに作品の主題を求め続けました。本展覧会では、そうした清方の関心の「変わらなさ」に注目し、いくつかのテーマに分けて作品を並列的に紹介してゆきます。関東大震災と太平洋戦争を経て、人々の生活も心情も変わっていくなか、あえて不変を貫いた清方の信念と作品は、震災を経験しコロナ禍にあえぐいまの私たちに強く響くことでしょう。
開催概要
「没後50年 鏑木清方展」 公式HP
【東京会場】
会期:2022年3月18日(土)~5月8日(日)
作品保護のため、会期中一部展展示替えがあります。
会場:東京国立近代美術館 1F企画展ギャラリー(東京都千代田区北の丸公園3-1)
開館時間:(入館は閉館の30分前まで)
09:30~17:00
休館日:月曜日、3月22日(火)
※ただし、3月21日、28日、5月2日は開館
チケット販売情報
入館料:
一般/1,800円 大学生/1,200円 高校生/700円
※中学生以下、障害者手帳をご提示の方とその付添者(1名)は無料
【京都会場】
会期:2022年5月27日(金)~7月10日(日)
会場:京都国立近代美術館(京都府京都市左京区岡崎円勝寺町)
休館日:月曜日
プレゼント
本展覧会の開催を記念して、無料招待券を2組4名様にプレゼント!
応募詳細はこちら 応募締め切り 2022年3月5日