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「石内 都 肌理(きめ)と写真」2017年12月9日(土) より横浜美術館で開催

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石内 都 肌理(きめ)と写真

石内都(1947年生まれ)は、2014年にアジア人女性として初めてハッセルブラッド国際写真賞を受賞するなど、現在、国際的に最も高く評価される写真家のひとりです。

多摩美術大学で織りを学んだ石内は、1975年より独学で写真を始め、思春期を過ごした街・横須賀や、日本各地の旧赤線跡地の建物などを撮影した粒子の粗いモノクローム写真で一躍注目を集めました。80年代以降は、目に見えない時間の在処としての身体に関心を寄せ、同い歳の女性の手足を接写した「1・9・4・7」や傷跡を写した「Scars」など数多くのシリーズを発表。こうした実績が評価され、2005年には下着や口紅など、母親の遺品を撮影した「Mother’s」でヴェネチア・ビエンナーレ日本館代表作家に選ばれました。近年は、広島平和記念資料館に寄贈されたワンピース、制服、眼鏡など、被爆者の遺品を被写体とする「ひろしま」や、メキシコの画家フリーダ・カーロの遺品の撮影などに取り組み、その活動は多くの注目を集めています。

2017年は、石内が個展「絶唱、横須賀ストーリー」で写真家としての実質的なデビューを果たしてから40年を迎える年にあたります。本展は、この節目の年に、石内自らが「肌理(きめ)」というキーワードを掲げ、初期から未発表作にいたる約200点を展示構成するものです。住人のいなくなったアパート、身体の傷跡、日本の近代化を支えた大正・昭和の女性たちが愛用した絹織物、亡き母や被爆者らの遺品の写真をとおして、存在と不在、人間の記憶と時間の痕跡を一貫して表現し続ける石内の世界を紹介します。

主な展示品

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《金沢八景》1975-76年 ©Ishiuchi Miyako
《Yokohama 互楽荘》1987年 ©Ishiuchi Miyako
《Bayside Courts #67》1988-89年 ©Ishiuchi Miyako
《絹の夢 #50 併用絣銘仙 桐生》2011年、アーツ前橋蔵 ©Ishiuchi Miyako
《不知火の指 #1》2014年 ©Ishiuchi Miyako
《Frida by Ishiuchi #107》2012年 ©Ishiuchi Miyako
《Mother's #35》2002年 ©Ishiuchi Miyako
《ひろしま #106 Donor: Hashimoto, H.》2016年 ©Ishiuchi Miyako
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《金沢八景》1975-76年 ©Ishiuchi Miyako
《Yokohama 互楽荘》1987年 ©Ishiuchi Miyako
《Bayside Courts #67》1988-89年 ©Ishiuchi Miyako
《絹の夢 #50 併用絣銘仙 桐生》2011年、アーツ前橋蔵 ©Ishiuchi Miyako
《不知火の指 #1》2014年 ©Ishiuchi Miyako
《Frida by Ishiuchi #107》2012年 ©Ishiuchi Miyako
《Mother's #35》2002年 ©Ishiuchi Miyako
《ひろしま #106 Donor: Hashimoto, H.》2016年 ©Ishiuchi Miyako
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開催概要

会期:2017年12月9日(土)~2018年3月4日(日)
開館時間:10:00~18:00
*2018年3月1日(木)は16時まで
*2018年3月3日(土)は20時30分まで
※入場は閉館の30分前まで
休館日:木曜日 ※ただし、2018年3月1日を除く
年末年始(2017年12月28日[木]~ 2018年1月4日[木])
会場:横浜美術館 公式HP
神奈川県横浜市西区みなとみらい3丁目4番1号 地図

チケット販売情報

横浜美術館ほか主要プレイガイド
一般/1500円、高校・大学生/900円、中学生/600円、小学生以下/無料 65歳以上/1400円※要証明書、美術館券売所でのみ対応)

プレゼント

本展覧会の開催を記念して、無料招待券を5組10名様にプレゼント!

▶応募詳細はこちら 応募締め切り 2017年12月1日

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