MENU

「所蔵作品展 日本の工芸ー自然を愛でるー」2017年12月1日(金) より東京国立近代美術館工芸館にて開催

当ページのリンクには広告が含まれています。

所蔵作品展 日本の工芸ー自然を愛でるー

日本では、自然の移ろいゆく情景や風光の美しさに育まれた特有の自然観をうかがわせる多様な工芸が、暮らしを彩り日々の生活環境を装っています。無釉や単色の陶磁と色絵、染めと織り、漆塗りと蒔絵、金属の鋳込みと彫金、また天然の特質を活かす木竹など、素材を駆使して優れたわざを開発してきました。そうすることで自然にある美を感じとりかたちとして描写しています。いうなら日本の工芸は、自然を愛でることを主要な表題とし、時代に即した固有の表現芸術として発展してきました。厳しくも豊かな自然のなかで生きる私たちの生命観を反映したものでもあり、その文化は美しい日本の伝統を表しています。

 板谷波山(陶)、森口華弘(染)、赤塚自得と髙橋節郎、室瀬和美(漆)、海野清(彫金)は自然の事象を自らの表現で描きました。十二代三輪休雪や杉浦康益(陶)、藤田喬平(ガラス)、増村紀一郎(漆)は自然の形象の内に自らの創意を表しました。鈴木治と宮永東山(陶)、古伏脇司(漆)、田辺陽太(竹)は自然の事象から感受した心情をオブジェとし、そして角偉三郎(漆)、氷見晃堂と須田賢司(木)、藤沼昇(竹)は素材そのものの美と詩情とを結びつけて造形を追及しています。本展では、当館が所蔵する近・現代の名品を主とした約120点を陳列して、自然を愛でる日本人の心が生み出した工芸の美をご紹介します。

主な展示品

previous arrow
板谷波山《氷華彩磁唐花文花瓶》1929年頃 個人蔵
赤塚自得《常緑蒔絵料紙硯箱》1926~1936年頃 東京国立近代美術館蔵/個人蔵
室瀬和美《老松蒔絵棗》2008年 東京国立近代美術館蔵
三代宮永東山《山中暦日なし》1992年 東京国立近代美術館蔵
森口華弘《友禅訪問着 桂垣》1972年 東京国立近代美術館蔵
髙橋節郎《森響》2002年 東京国立近代美術館蔵
須田賢司《楓造拭漆嵌装箱 湖上月夜》2001年 東京国立近代美術館蔵
杉浦康益《陶の博物誌ーボタンの花》2017年 個人蔵
海野清《獅子牡丹彫金円形小筥》1924年 東京国立近代美術館蔵
next arrow
 
板谷波山《氷華彩磁唐花文花瓶》1929年頃 個人蔵
赤塚自得《常緑蒔絵料紙硯箱》1926~1936年頃 東京国立近代美術館蔵/個人蔵
室瀬和美《老松蒔絵棗》2008年 東京国立近代美術館蔵
三代宮永東山《山中暦日なし》1992年 東京国立近代美術館蔵
森口華弘《友禅訪問着 桂垣》1972年 東京国立近代美術館蔵
髙橋節郎《森響》2002年 東京国立近代美術館蔵
須田賢司《楓造拭漆嵌装箱 湖上月夜》2001年 東京国立近代美術館蔵
杉浦康益《陶の博物誌ーボタンの花》2017年 個人蔵
海野清《獅子牡丹彫金円形小筥》1924年 東京国立近代美術館蔵
previous arrow
next arrow

 

開催概要

会期:2017年12月1日(金)~2018年2月18日(日)
※会期中、一部作品の展示替えを行います。
開館時間:10:00~17:00
※入館は閉館の30分前まで
休館日:月曜日(1月8日、2月12日は開館)、年末年始(12月28日(木)~1月1日(月・祝))、1月9日(火)、2月13日(火)
会場:東京国立近代美術館工芸館 公式HP
千代田区北の丸公園1-1 地図
観覧料:一般250円、大学生130円

プレゼント

本展覧会の開催を記念して、無料招待券を5組10名様にプレゼント!

▶応募詳細はこちら 応募締め切り 2017年12月1日

セレブスタイルジャパンおススメ!話題の展覧会~美術館・博物館

この記事をシェア!
  • URLをコピーしました!
目次