【江戸の粋から東京の粋へ・粋な暮らしがここにある】を、コンセプトに私が立ち上げた粋屋・EDO TOKYO の刺し子シリーズです。
蕎麦猪口と箸置きは美濃焼・小皿は有田焼・ティーマットはタイ生産でした。美濃は小ロットで、こなれた商品を作るのに適した産地、有田はピンと張った素地に細かい手書きの絵付けをするのに適しています。小皿の細い線は櫛型の刷毛目を中央からコンパスで円を書くようにくるっとまわして絵付けします。ちなみに一般的には“そばちょこ”と呼ばれていますが、正式には“そばちょく”といい、もともとはそばの汁を入れるというよりは酒器、湯のみ、和え物や酢の物を会席の向付などに使われていました。
箸置きに細かい線を筆で入れたのですが、焼き上がり後には滲んでしまい、こちらはボツとなりました。シルバーに光っている部分はプラチナを使用。
陶器はその産地の土によって乗る色、乗らない色があるのでただ思いつくままに作ろうとしてもできるものではありません。とても奥が深くて面白いですよ。