西村ふとん店があった。
まだ19歳の頃。
見ず知らずの自分に、ステーキの食べ方や、
蓄音機の様々なバイオリンを聴かせてくれて。
チャルダッシュを知ったのもここ。
ロザンドの初来日の夜に、
ハイヤーが、わざわざ自宅まで迎えに来てくれて宴会に呼んでくれたから、
その演奏会にも行っていない自分が、
なんと不可能なカーチスに入れた!
あの頃の自分のほとんどは、西村のおじさんで出来ている。
「古澤さん?」
伊丹の空港で、なんと、
ん10年振りに、ご家族に遭遇!
西村さんは60そこそこで亡くなり。
バイオリン弾きの夢を、
僕らに託した。
右も左もわからない、世間知らずなあの頃…。
大津と言えば。西村ふとんの思い出。
(確か、台本には、大津の税務署が出てきたような…。)
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