バッハの曲


古澤巌コンサートスケジュール

今夜は、銀座で、はたけやま会。

担当は2曲だけなので、鏡に向かって練習。

久しぶりに弾くと、身体が新鮮。

さて、何故かバッハのお稽古。
無伴奏の曲。バイオリン用には、6曲ある。

その昔、練習曲だと思われていた…

…練習曲じゃ無いんかい?左手の。

独りで弾ける。伴奏いらない。

アルペジオと重音、跳躍の展開が、

整然と。様々なパターンを見せてくれる。

メロディ、あんまり無い。

メニューインも、随分とアナリーゼしたらしい。

今更、自分が言うのは、いかがなものか。ですが。

よくわからない曲。正直。

だった。

当時は、肩当てはおろか、顎当てすら無い。

っつー事は、

左手で持ったまま、弾くはず。

ミルシテインがよく、やって見せたように。

不可解。

自分の技術では、まだまだシフトが限られる。

第一、左手で持ったまま、書いてある音を取りに行くと。

?こんな指使いで弾くんかい!とか。

届かなかったり。

でも。

いちいち、正確な音程を、曲が指示してくる。通奏低音無しでも、聞こえてくるように…。

あんなことや、こんなこと、あらゆるパターンを集めてある。

左手で掴んだまま弾こうとすると、

ほとんど弾けない。全く出来ない場所もある。

子供の頃から、コンクールの課題だったバッハ。

何で今時の曲の様に、メロが無いのか、不思議だった。

当然、理解不能。

HATSでpops始めて10年。読めないコード譜と格闘が続く。

だからか?メロが無くても、楽しくなってきたのは事実。

バッハの展開と発想。トランスのトリック。

その構築力が凄まじい。

そして。

これは練習曲だ! 理由は。

独りで練習しながら、萌える。

普通は、独りでは、あり得ない…。伴奏があって、初めて曲が成立するので。

後に、パガニーニは、練習曲を24曲作った。更にオペラなメロ満載で。

パガニーニは、バッハの素晴らしさがわかるんだろう。

バイオリンが好きで。

バイオリンを弾けるようになりたい。

でも、練習が…

それなら、これを。

顎に挟まず、弾いてみい。と。

キツいけど、楽しめる。

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