昭和の時代、巨大なインパクトを残した、チェリビダッケ。
オタク心を鷲掴み。読響だったか、1公演に8回?位リハーサルとかしてたはず。
そのチェリーが、まさかカーチス音楽院にやってくるとは。
カーネギー公演のために、20日間!リハーサルと3時間の講義を毎日。
英語、ワカリマセーン。
チェリーのギャラ、高いぞ。
お陰でカーチス傾いた。学長クビ。
「チェリビダッケが来るなんて。ありがとうございました。」
「学校に彼を呼べて、思い残す事は無いよ。」
卒業間際だったから、学長と会話したのが、それが最初で最後。ジョン・デランシー、伝説のフィラデルフィア響のオーボエ出身。
アメリカの若人達は、チェリーなんか知らない。
帝王カラヤンとの闘いに敗れ、ダークサイドに君臨したチェリー。
そこには、誰にも真似の出来ない崇高な音楽と、悪魔が。
キツくキツく、そして素晴らしいリハーサル。
そして必ず、本番はうまくいかなかった…
「フィラデルフィアのもうひとつのオケ(フィラデルフィア響)より素晴らしい。」
NYタイムズ絶賛。
でも、確実に、リハーサルのあの夢の様な音は、出てこなかった。何故だ…。
何回か、バーンスタインがやって来た。それが天下のカーチス音楽院。
いかしてる。ノリノリだ。スイングしてる。クラシックなのに。(酒飲みながらだけど。)
楽しかった。
初めてクラシックが、限りなく、楽しかった。
これが自分の、陰と陽。忘れていた記憶。
音楽は、見ていてもわからない。
同じステージで演奏して、初めて、
「音楽」というものを感じる事ができる。「共演」してもいないのに、語る事は…。
だから、チェリーの弟子達も、いくら練習を見学したところで。バーンスタインの弟子?
一緒に弾いて、ナンボ。
秀樹の凄さは、共に音を出したから、感じる。
バーンスタインと共に演奏した。一度でも忘れない。強烈だ。いい意味で。
クライバーやパタネは、客席から見た。
世界一凄かったんだと思うけど。
一緒に弾いてないから、残念ながら、わからない。
あの喜びを伝えたい。
それがバーンスタインからの贈り物。
[GARD]スポンサーリンク