M9.0に修正=3日以内70%確率でM7―死者、不明1800人超・東日本大震災

当ページのリンクには広告が含まれています。

時事通信社 2011年03月13日14時40分

気象庁は13日、東日本を襲った大地震のマグニチュード(M)をこれまでの8.8から9.0に修正、確定したと発表した。国内観測史上最大で、世界では4番目の規模。

同庁は「複雑な形で三つの巨大な(断層の)破壊が連続して発生した」と指摘。「極めてまれなケース」としている。今後M7以上の余震が発生する確率について、同日午前10時からの3日以内で70%、16日から3日以内で50%とした。

また、気象庁は13日午前、青森、岩手、宮城、福島各県の太平洋沿岸に出していた津波警報を津波注意報に切り替えた。これにより津波警報は全て解除され、注意報となった。

一方、宮城県警などは同日午前、同県東松島市野蒜地区で200人以上の遺体を発見、収容作業を始めた。

警察庁のまとめによると、正午現在、死者は岩手302人、福島208人など12都道県で801人、行方不明者は678人。仙台市若林区でも津波によるとみられる200~300人の遺体が見つかっており、死者・行方不明者は1800人を超えた。

同庁のまとめでは、負傷者は16都道県1437人に上った。避難者は福島の450カ所13万1700人など、計24万600人に上るという。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次