ストーリー
突如地上に降り立った、巨大な球体型宇宙船。謎の知的生命体と意志の疎通をはかるために軍に雇われた言語学者のルイーズ(エイミー・アダムス)は、“彼ら”が人類に<何>を伝えようとしているのかを探っていく。その謎を知ったルイーズを待ち受ける、美しくそして残酷な切なさを秘めた人類へのラストメッセージとは―。
予告編
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レビュー
アメリカ人作家テッド・チャンの短編小説「あなたの人生の物語」が原作で、エイミー・アダムスが演じる言語学者ルイーズと宇宙人が“文字”を使って意思の疎通を図る過程を淡々と描いた作品です。『第9地区』のようなおバカ映画ならば、突っ込みどころが沢山あってもそれはそれで味になるのですが。
第89回アカデミー賞で作品賞・監督賞を含め8部門にノミネートされた作品なので、【ドンパチするSFではないな】と誰でも想像ができると思います。アカデミーノミネート作品どうのこのと言うよりも、ブレードランナー2049の監督、ドゥニ・ヴィルヌーヴの最新作なので、外せない作品でした。現在は編集中のようです。
生涯NO.1映画『ロボコップ』のリメイクでは玉砕され、NO.3映画『マッドマックス』では歓喜に震え、NO.2映画『ブレードランナー』の続編は期待半分、不安半分の今日この頃。ハリソン・フォードがリック・デッカードを演じることや、ライアン・ゴズリングの出演で“大きく外す事はないだろう”とは思っているのですが、どうなんでしょう。エビ天を見るたび、うどんを茹でるたびに、『2つで十分ですよ~』と、条件反射的につぶやいてしまう私にとっては死活問題です。何が4つだったのか、何を2つで十分たと言っていたのか。続編ならば、この問題に答えを出してくれているんでしょうか!!
『2つで十分ですよ』問題は過去でもあり、現在でもあり、未来でもあります。
そこに時間軸はありません。
しかし、この結果が2017年の10月に訪れる事が分かっていたとしても、私は必ず『ブレードランナー2049』を観ます。観ないという選択肢はありません。
『ブレードランナー』をご覧になった方にしか分からない比喩ですみませんでした!
P.S.『メッセージ』で煙の中から浮かび出るタコのようなイカのような宇宙人のシーンを見て、ウルトラセブン第25話『零下140度の対決』のポール星人を思い出し、鑑賞中に席から5cmほど腰を浮かしてしまいました!ウルトラ怪獣の中でも大大大好きな星人です。一番と言っても過言ではありません。なんたって、地球を2度も氷河期にしたのですから、【ポール星人最強説】は濃厚です。
ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督、さては見てるな。
@マスコミ試写会
P.S.2<ニュース>
土星の衛星「エンケラドス」で、地下にある海水が熱され、地表の割れ目から噴き出す構造の想像図[米航空宇宙局(NASA)ジェット推進研究所提供] 【時事通信社】
土星の衛星エンケラドスで、氷に覆われた海から噴出する水蒸気(プルーム)を分析し水素分子を検出したと、米ジョンズ・ホプキンス大などの研究チームが発表した。米欧の探査機カッシーニが観測した。水素は地球の原始的な微生物が「食料」に利用しており、生命誕生の条件がエンケラドスにもある可能性を示唆するという。論文は14日付の米科学誌サイエンスに掲載された。
時事通信 4/14(金) 3:04配信
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2017年現在はここまで。
NASAが数年前に発表したEM Drive。太陽エネルギーを密閉された容器の中でマイクロ波を反射させ、光よりも早い速度で宇宙船をワープ移動させるという原理のようですが、こんな容器でワープドライブ航法ができるようになるのなら、日本の町工場でも作れそうな気がしてしまいます。しかも、もっと仕事が早そう。成功すれば、4時間で月まで到達するそうですが、むしろ、ワープしても月まで4時間もかかるのか!と驚いてしまいました。
宇宙人が来るのが先か、地球人が行くのが先か。または大昔に来たけど帰っちゃった後なのか。
もしくは、私たち自身が移住してきた異星人の末裔なのか。