<キャスト・スタッフ>
監督:ダン・トラクテンバーグ 製作: J.J.エイブラムス
出演:メアリー・エリザベス・ウィンステッド、ジョン・グッドマン、ジョン・ギャラガー Jr.
配給:東和ピクチャーズ
©2015 PARAMOUNT PICTURES. ALL RIGHTS RESERVED. 公式HP
2016年6月17日公開
<予告編>
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前作の『クローバーフィールド』は派手にドカンと爆破、怪獣(足)大暴れの【動】の映画だったのに対して、本作は真逆の【静】の映画。
舞台は狭いシェルターの中で、登場人物はたった3名。
車の追突事故で崖に転落し、目が覚めたらシェルターの中にいたヒロインのミシェル(メアリー・エリザベス・ウィンステッド)はシェルターの持ち主のハワードに助けられたのか、監禁されたのか?
来るべき日のために周到な準備をしていたという、ハワード(ジョン・グッドマン)は善人なのか、悪人なのか?
ハワードにシェルター作りのために雇われていた青年、エメット(ジョン・ギャラガー Jr.)。
シェルターの外では何が起こっているのか、本当に宇宙人に襲われているのか、まったく解らないまま延々と奇妙な避難生活を送っています。
設定を生かして、回収する“スッキリ感”もあれば、『で、なんだったのよ???』と“もやもや”させるエピソードあり、【安と恐】を波打つように繰り返す場面展開で、心理的にきます。
セリフと細かい演技だけで追い込んでいくので、ジョン・グッドマンのよに演技派でないと間がもちません。肥満体系なので、『ミザリー』の流れになるのではと勝手にイメージしてしまいましたが、これ、クローバーフィールドですからね。
ミシェル役のメアリー・エリザベス・ウィンステッドは『ダイ・ハード4.0』『ダイ・ハード/ラスト・デイ』でジョン・マクレーンの娘役を演じていたのですが、この設定が生かされているのではないかと思う位、サバイバル能力が高い!!わざと人を怒らせるところや、細いダクトを通り抜けるシーンなどは、狙っての演出なんでしょうね。
好みが分かれる作品ですが、私は好きです。前作も本作も。
鑑賞後の翌日にマスコミ試写状が届いたのですが、これを観ていたらドキドキ感半減のデザインだったので、なるべく余分な情報を入れずに鑑賞することをおススメします。
このデザインで十分です。