桂離宮や二条城にも使われてきた唐紙の世界
日本家屋や寺院のふすま紙に使われる京唐紙は、江戸時代からの板木を使い、昔ながらの製法で手刷りされる伝統工芸品。その色合いや文様の美しさ、精巧な技術は、まさに生活に溶け込むアートそのものです。工房の玄関やギャラリーでは伝統的なふすま紙はもちろん、壁紙やランプシェードなど現代の暮らしに合わせた使い方も提案されており、見学も楽しめます。また、ショップでは唐紙のポストカードやぽち袋など小物を販売。
十一代目
千田 堅吉(せんだけんきち)さん
昭和17年生まれ
唐長11代目
京都大学非常勤講師
こちらもLOFTのアルチザン・オープンの時に御取引させて頂いた 京都の唐長さん。
現在、京唐紙を製作しているのは、日本でもこの「唐長」一軒だけ。
十七世紀半ばに創業した「京唐紙」の「唐長」には1792年を最古とする板木が約600枚あり、
幾多の災害をくぐりぬけて現在まで受け継がれています。
千田さん、20年前とまったく変わらないのは絶えず今を生きている人だからかな。
筑紫哲也さんと仲が良くて、よく一緒に行かれるというカレーやさんに連れて行って頂いたり、手刷り体験をさせて頂きました。