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【イントロダクション】
『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズのピーター・ジャクソンが製作を担当し、アメリカでスマッシュヒットを記録したSFムービー。突然地球に難民として降り立った正体不明の“彼ら”と共に暮らすことになる人間の困惑と、マイノリティーとして生きる“彼ら”とのドラマをしっかりと見せる。本作で監督と脚本を担当し、デビューを飾ったのは新人のニール・ブロムカンプ。俳優たちも無名ながらも迫真の演技を披露する。そのオリジナリティーあふれる物語と、摩訶(まか)不思議な“彼ら”の造形に目を奪われる。
【ストーリー】
ある日、ほかの惑星から正体不明の難民を乗せた謎の宇宙船が、突如南アフリカ上空に姿を現す。攻撃もしてこない彼らと人間は、共同生活をすることになる。彼らが最初に出現してから28年後、共同居住地区である第9区のスラム化により、超国家機関MNUは難民の強制収容所移住計画を立てる。
【キャスト】シャールト・カプレイ、 デヴィッド・ジェームズ
【スタッフ】
監督・脚本:ニール・ブロムカンプ
脚本:テリー・タッチェル
製作:ピーター・ジャクソン
原題:DISTRICT 9
製作:2009年アメリカ
公開:2010年4月10日
上映時間:1時間51分
配給:ワーナー・ブラザース映画 /ギャガ・コミュニケーションズ
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【レビュー】 ネタバレ・ざくっとあり。
B級、低予算、おバカと3拍子揃った、超ストライクな映画でした。
『アパルトヘイトの問題を地球人と宇宙人の関係に置き換えた、ドキュメンタリータッチの映画』と、いう事ですが、正直、気合の入ったおバカ映画というだけで、十分楽しめるし、大満足です。ただ、予算の関係だとしても、ハンディで撮る作風というのはもうそろそろいいかな。
なぜ、ここはこうなのか?ああなったのかなど、細かい説明が一切無い分、自由に話を膨らませて楽しめます。どこぞの惑星から、正体不明の難民を乗せた謎の宇宙船が、突如南アフリカ上空に姿を現し、なんと、28年間も止まっているのですが、原因はどうやら「故障」では無く「ガス欠」。
地球人よりも遥かに進んだ科学力を持っていながら、なんとうっかりな。
しかもこの宇宙船には、100万(宇宙)人も乗っています。てっきり母星に何かあって脱出してきたのかと思えば、若干2(宇宙)人は、『さあ僕たちの星へ帰ろう』と、最後は飛び立って行く訳です。燃料さえあれば帰れるのなら、もっと早くに何とかならなかったのかねぇ!
いったい何の目的で地球にやって来たのか?
難民じゃなくて、観光目的だったのか!
こんな大きな宇宙船が上空にいたら、日当たりが悪くてしょうがない!
いつ墜落するか分らないんだから、まずは海側に逃がそうよ!
南アフィリカだけの問題じゃないでしょ。
アメリカが黙ってないよ!アメリカが!
などなど。。。
鑑賞後は、そんなとんでも話を酒の肴に、かなり盛り上がりました。
ブラボー!!
アバターの予算の何分の一かで、こんな面白い映画が出来るんだから。
ブラボー!!
今年観た映画の中では、間違いなく一番面白かったです。
こちらは表の一押しということで、よろしいのではないでしょうか。
但し、宇宙人もバラバラバラ・地球人もバラバラ。
本当に表でよいのでしょうか。