特別展「奇才―江戸絵画の冒険者たち―」6/2より東京都江戸東京博物館にて開催
展示構成と見どころ
従来、江戸絵画史は流派別に各画家の名前が紹介され、その通史が語られてきました。一方で、各流派の様式からはみ出した画家たちは異端とされていきます。しかし、1960年代末頃から、既成の殻を打ち破り自由で斬新な発想をする画家たちを、歴史の縦軸で点として辿り、「奇想の系譜」として見直そうという動きが活発になりました。
それにあわせて、異端・異色の画家たちと名づけられた展覧会や出版物なども登場します。その後、全国各地に美術館・博物館が新設された1970年代以降、郷土に埋もれた個性的な画家たちも発掘され、現在に至っています。
本展は、そうした観点から、従来の有名・無名の画家たちを見直し、斬新な表現に挑んだ「奇才」の絵師たちの作品を一堂に集めて紹介するものです。彼らの個性にあふれた表現主義的な絵画は、21世紀の今、ますます我々の心を魅了するでしょう。
主な展示品
開催概要
特別展「奇才―江戸絵画の冒険者たち―」 公式HP
会期:2020年6月2日(火)~
※会期が変更となりました。詳細は展覧会公式HPをご確認ください。
会場:東京都江戸東京博物館 1階特別展示室(東京都墨田区横網1-4-1)
開館時間:(入館は閉館の30分前まで)
09:30~17:30
休館日:月曜日
チケット販売情報
入館料:
一般/1,400円 専門・大学生/1,120円 小・中・高校生・65歳以上/700円