『ヘレンド― 皇妃エリザベートが愛したハンガリーの名窯 ―』2018年1月13日よりパナソニック 汐留ミュージアムにて開催
ヨーロッパの名窯、ヘレンドのあゆみをたどる展覧会
ヘレンドとは、ハンガリーの首都・ブダペストから南西に約110キロを隔てた静かな村にある磁器製作所です。1826年に 創設され、ハプスブルク皇帝の保護を受けて発展し、各国の王侯貴族が愛好した名窯として今日に至るまで高い評価を 得るハンガリーを代表する高級磁器窯です。「オーストリア帝室・ハンガリー王室御用達」であったヘレンドは、19世紀後半、当時盛んに開催された万国博覧会へ積極的に出品します。万博での好評は、大英帝国のヴィクトリア女王からのディナーセットの発注やフランスのナポレオン 三世妃ウージェニーの買上げなどにつながり、名声を高めていきます。その後も、時代の変化に柔軟に対応しながら、世代を超えて継承された最高の技術と品質で現在も製造が続いています。本展では、開窯初期の希少な逸品から、バロックやロココといった伝統的な様式を踏襲した名品に加え、中国や日本の陶磁器に学んだ東洋風の作品群、そして現代の製品までおよそ150件、約230点※が一堂に集まります。ヘレンド190年余の歴史と、優雅で華やかな磁器の魅力をご堪能ください。
展覧会のみどころ
窯設立から今日に至るまで、ヘレンド ヘレンドおよそ190年のあゆみを概観
およそ150件、約230点※の出品による、国内で開催の過去2回のヘレンド展 を凌ぐもっとも充実した内容です。 ブダペスト国立工芸美術館が誇る、ヘレンド磁器コレクションを中心にヘレンド 磁器美術館、ハンガリー国立博物館などから日本初公開作品を含む、重要な 作品が出品されます。
※会期中に一部作品の入替えを行います。
ヘレンド磁器最大の魅力、東洋の陶磁器の影響を受けたシノワズリーの作品を多数出品
ヨーロッパにおいて中国の造形に着想源を求めて作られた中国趣味の作品、シノワズリーがヘレンドの あゆみと共に、本展のもう一つのテーマとして、重点的に出品されます。
多彩な文様と繊細な絵付け、精巧な透彫り、や塑像飾りなどの 最高峰の装飾技術による名品の夢の共演
「ウエールズ」文などヘレンドを代表する透彫り(すかしぼり)の装飾、可憐な草木や花々の塑像飾り(そぞうかざり)、「ヴィクトリア」文ほか、 東洋と欧州の様々な陶磁器から学んで独自の発展を遂げた多数の個性的な文様。これら最高の技術に よって作られた名品が会場に並びます。
主な展示品
開催概要
会場:パナソニック 汐留ミュージアム 公式HP
東京都港区東新橋1-5-1 パナソニック東京汐留ビル4階
お問合せ:03-5777-8600(ハローダイヤル)
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会期:2018年1月13日(土)~3月21日(水)
開館時間:10:00~18:00(入館は閉館の30分前まで)
休館日:水曜日(ただし3月21日は開館)
観覧料:
一般:1,000円 65歳以上:900円 大学生:700円 中・高校生:500円 小学生以下無料
※20名以上の団体は100円割引き ※障がい者手帳をご提示の方、および付添者1名まで無料でご入館いただけます。
チケット販売情報
プレゼント
本展覧会の開催を記念して、無料招待券を5組10名様にプレゼント!
▶応募詳細はこちら 応募締締め切り 2018年1月5日