特別展「植物 地球を支える仲間たち」7/10より国立科学博物館にて開催

展示構成と見どころ

光合成という、太陽エネルギーから有機物を作り出す能力を手に入れたことで、地球上の生命にとって、なくてはならない存在となった植物。私たち人間と同じ原始的な生命体から進化し、今や地球上の多種多様な環境に生育する最も成功している生物群と言えます。ともすれば動物と違い、じっとしていて動きのないイメージがありますが、最先端の科学研究によって、私たちの想像を超えるアクティブな生態が明らかになってきました。本展は、植物を総合的に紹介するこれまでにない大規模な展覧会です。標本や模型、映像、インスタレーション展示などを活用し、その驚きの実像や魅力に迫ります。

主な展示品

ラフレシア（模型）　京都府立植物園蔵

ショクダイオオコンニャク　国立科学博物館筑波実験植物園

青いキク（標本）　農研機構蔵

モミジバフウ　国立科学博物館筑波実験植物園

一重のツバキ

八重のツバキ

3億年前の樹木レピドデンドロンの幹　大阪市立自然史博物館蔵

ウツボカズラ基礎生物学研究所

ハエトリソウ基礎生物学研究所

藻類と葉緑体（アオミドロ）

藻類と葉緑体（ミカヅキモ）

光合成FACTORY（イメージ図）

内覧会の模様

ニュース

7月9日、報道内覧会に、本展の音声ガイドメインナビゲーターを務める俳優の滝藤賢一さんが特別ゲストとして登場し、見どころや本展への思いを語りました。

一足早く本展を堪能した滝藤さん。「植物に興味があってこれから始めたいと思っている方も、今までずっと植物を好きで、愛でていらっしゃる方でも、とっても楽しめる展示。大きな花や幹、多肉植物、観葉植物、水草など、展示されている植物の種類に偏りがないため、ぜひ来て、見ていただきたい。」とコメント。
本展では植物の化石の展示もあり、滝藤さんは、「恐竜の化石とかはよく見たことがあるが、植物の化石はあまり経験がない。とてつもなく感動した。」とおすすめポイントをアピール。
音声ガイドを務めた感想は、「植物のことでお仕事をいただく機会が多く、今回のお仕事をいただいた時は嬉しかった。やっていて良かった」。
共演した鬼頭さんとのエピソードについて尋ねられると、「今回、声優さんと並んで仕事をすることは初めて。汗だくな自分と対照的に、身振り手振りといった動きがなく、声色だけで変幻自在に演じる姿に驚いた。」とコメント。
音声ガイドのポイントについては「展示の中にはすごくマニアックなこともいっぱいあるので、聞かないとわからない。また、鬼頭さんとの掛け合いを楽しんでいただきたい。」とコメントしました。
また、滝藤さんの考える植物の魅力については、「ケープバルブという最近育てている植物にも見られるが、春夏秋は球根、土しかない状態で、冬になってググっと出てくる。”ああ、生きていたんだ”という生命力。経験してしまうともう逃れられない。」と話しました。また、「子株の植え替えはとても楽しい。全てを忘れて無になれる、なくてはならない時間」と、植物愛溢れる様子でした。

開催概要

特別展「植物　地球を支える仲間たち」　公式HP

会期：2021年7月10日（土）～9月20日（月・祝）※ 会期等は変更になる場合がございます。
会場：国立科学博物館（東京都台東区上野公園 7-20）
開館時間：(入館は閉館の30分前まで)
09：00～17：00
休館日：7月12日(月)、9月6日(月)
音声ガイド：滝藤賢一・鬼頭明里

1976 年生まれ、愛知県出身。舞台を中心に活動後、2008 年、映画『クライマーズ・ハイ』で一躍脚光を浴び、以後名バイプレーヤーとして数々の映画やドラマに出演する。「趣味の園芸これ、かっこイイぜ︕」（NHK E テレ）「滝藤賢一の今日だけ俳優休みます。～世界ヤバイ植物図鑑～」（テレビ愛知・テレビ東京系列6 局ネット）など、芸能界屈指の植物好きの一面が脚光を浴びている。

2014年より声優として活動。『タイムボカン逆襲の三悪人』にてヒロイン、カレン役を務める。他にも『鬼滅の刃』竈門禰豆子役、『ラブライブ！虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』近江彼方役、など多くの話題作に出演している。趣味は、絵を描くこと、歌うこと。「第十五回声優アワード」では助演女優賞を獲得した。

チケット販売情報

一般・大学生：1,900円(税込)、小・中・高校生：600円(税込)
※ 未就学児は無料。障害者手帳をお持ちの方とその介護者1 名は無料。
※ 新型コロナウイルス感染防止のため、各種対策を行うとともに、時間帯ごとに定員を設けての入場としております。
※ ご入場されるすべてのお客様は、オンラインによる事前予約（日時指定）が必要です。入場予定日時の予約を行ってからご来場ください。
※ 事前予約（日時指定）の詳細は公式サイトをご確認ください。
※ 本展を観覧された方は、同日に限り常設展（地球館・日本館）もご覧いただけます。ただし、日時指定日の指定時刻の前に常設展を観覧することはできません。なお、入場日時によって常設展が閉館している場合がございます。
※ チケットの変更・払い戻し・再発行はいたしません。再入場はできません。
※ 会場内の混雑等により、ご入場をお待ちいただく場合がございます。

巡回情報：2022年1月14日（金）～4月3日（日）大阪市立自然史博物館（予定）

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