食生活は変わらないが太りやすく、痩せにくくなったと感じたタイミング“カラダの曲がり角”の平均年齢は36.7歳
現代人が、食生活は変わらないが、太りやすく痩せにくくなったと感じる「カラダの曲がり角」調査報告
調査対象者の66.8%が「カラダの曲がり角」を感じた事があると回答し、その平均年齢は36.7歳という結果となりました。一方で、「転勤」「異動」「昇進」など、仕事における転機を経験した平均年齢は、「カラダの曲がり角」を感じた平均年齢と近い35歳前後に集中しました。また、ついつい食べ過ぎてしまう季節は「冬」22.2%に続いて、「転勤」や「異動」、「昇進」等が行われやすい「秋」18.0%も上位に挙がりました。環境や季節の変わり目は、食生活や生活習慣を見直す必要があるタイミングです。
健康や美容に気を使って選ぶ間食や、栄養が豊富な間食等、いわば“正しい間食” をとり入れる事は「カラダの曲がり角」対策に良い影響を及ぼすと言えるのかもしれません。
「カラダの曲がり角」対策のポイントは食生活!?
【参考】「カラダの曲がり角」対策は、手軽に始められる“正しい間食”から
■“正しい間食”は、手軽に始められる曲がり角対策
学術博士(食物学)佐藤秀美先生
間食は「カロリーの摂り過ぎにつながる」と悪いイメージを持つ方もいらっしゃるでしょう。けれども、選ぶものとタイミングを工夫すれば、間食は太りにくい食べ方や食事で不足する栄養素の補給にもつながります。1日の総摂取カロリーが変わらない限り、食事の回数は多い方が太りにくい為、無理な食事制限によるダイエットをするよりも、間食を上手に食生活に取り入れ、栄養バランスを整えながらの食生活対策がおすすめです。
しかし、いくら食べる回数を分けても、高カロリーのスナック菓子やスイーツなどを間食で頻繁に摂っていては、期待する効果は得られません。 “正しい間食”にお勧めしたい食品の条件は、「不足しがちな栄養素を補える」、「食べ応えがあって腹持ちが良い」、「低GI(血糖値の上昇が緩やかである)」など。
これらの条件を満たす食品の一つが近年注目されている“ホールフード”。 “ホールフード”とは“まるごとの食品”という意味。たとえばホールフードの一つ、玄米の周囲の茶色い部分には食物繊維やミネラルが含まれるため、精製された白米よりも食物繊維やミネラルを多く摂れます。食物繊維などが多ければ、その分消化・吸収が遅くなるため、血糖値の上昇は緩やか。これが腹持ちの良さにつながるのです。
“ホールフード”の良さは、その食品の持つ栄養素を丸ごと摂ることができる点、そして低GIで腹持ちが良い点です。間食におにぎりを食べるなら、白米よりも玄米のおにぎりの方が適しているのです。他にも、栄養価の高いナッツ、大豆などの豆類、ドライフルーツなどは、間食に適した“ホールフード”と言えるでしょう。