
狩野洞雲益信「百鬼夜行図」(部分)紙本着色一巻 貞享元年(1684)以前 国立歴史民俗博物館蔵
妖怪ブームの先駆けは江戸時代だった!
「百鬼夜行図」から歌川国芳が描いた浮世絵まで歴博所蔵の妖怪や幽霊を描いた錦絵など資料がずらり100点!
江戸時代は、妖怪や幽霊などの怪異譚や図像の収集が流行し、それらを可視化した絵本や錦絵なども大量に生産されました。幽霊を扱った歌舞伎や見世物では怪異を恐れる気持ちと楽しむ心理が表裏一体となっており、草双紙や妖怪絵本に描かれる妖怪たちは、今日のサブカルチャーにも通じるキャラクター化がなされていると言われています。幕末には妖怪表現は風刺画を示唆する記号としての役割もありました。このように怪異表現は江戸の文化を特色づける主要な要素のひとつであるとともに、現代日本文化の淵源を考える材料のひとつなのです。本展では、江戸時代後期における怪異表現を、博物学的関心による図像収集、絵双六などの遊び、見世物や演劇などの興行、錦絵や武者絵や風刺画など、江戸文化の諸相の中で紹介します。
展示構成と見どころ
主な展示品
開催概要
特集展示 もののけの夏―江戸文化の中の幽霊・妖怪― 公式HP
会期:2019年7月30日(火)~9月8日(日)
会場:国立歴史民俗博物館 企画展示室B(千葉県佐倉市城内町 117)
開館時間:(入館は閉館の30分前まで)
09:30~17:00 ※開館日・開館時間を変更する場合があります。
休館日:月曜日
※ただし、8月13日は開館
チケット販売情報
入館料:()内は20人以上の団体料金
一般/600円(350円) 大学生/250円(200円) 小・中・高校生/無料
プレゼント
本展覧会の開催を記念して、無料招待券を5組10名様にプレゼント!
応募詳細はこちら 応募締め切り 2019年7月15日