いつも満席にしてくれた、サロン。
生音で演奏するには、決して易しくない部屋。
それでも、関西の大切な「拠点」として、高橋悠治公演をはじめ、生公演をそっとさせてもらってきた。
葉加瀬君とのHATS のプロジェクトでは、それまで経験の無かった、マイクを使い始めた。
新しく、難しい世界だが、避けては通れない。
考えてみれば、CDも全てマイク音。
マイクとの闘いは続いている。もうそこにゴールは見えているものの… 。
不思議なことに、
生の演奏にも、マイク経験は役に立った。大きな音がでるから、無理な音を出さなくなってきた。
そして、悠治さんのピアノと弾いても、
バイオリンが、だんだん聴こえる様になってきた。
子供の頃、音が細い、と、随分気にした。
生だけ弾いていたら、わからなかったかもしれない… 。
ありがとう尼崎、ありがとうアルカイックサロン。
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