煮たくもじ


古澤巌コンサートスケジュール

遅刻の古川、保育園公演。

立派な建物。

「ピンクレディではなく、山本リンダなんです。」

頼もしい園長だ。言い切るだけあって、リンダにしか見えない。

演奏を始める。

昼御飯の直後だけに、気持ちよさげに居眠りし始める園児が続出。ベンチから、のけ反り落ちないか心配で心配で演奏どころではない。

かと思うと、

こちらを凝視したままの幼児も。

そんなに見つめるのか?まばたきもしない。

もしかして、目をあけたまま寝てるのか?

不思議な光景だ。

いったい何を感じているのだろう。心の中を覗いてみたい。

先生の点てて下さるお抹茶を頂く。イチゴ大福付き。

そして、遅い昼ご飯time 。お蕎麦屋さんへ。

注文しなくても出てくる。まるで蕎麦のジビエのように、香りがする。大盛りは一枚だけにしておく。

「今夜の宴会行くよ。」

何だか皆親戚か、知り合いなのか、この町は?

さすがにコロッケ(親戚)ははいらないので、 お寺でサウンドチェック開始。

また檀家のおじいちゃんが番組と同じく、掃除していた。

「あの番組に出たあと有名になっちゃった。」

この方も親戚。

ご住職が、お饅頭を出して下さる。

そして、アイスクリーム屋さんにいる、ママからの差し入れは、大きなサンド。

でかい。それが4つもある。

「もうすぐ宴会ですよね。」

お腹は空いてない。でも、見るからにうまそうなサンドが。

ご住職に1つ食べて頂き、3つ食べた。

そして程なく宴会へ。

「煮たくもじ、ありますよ。」

知ってる?漬物の温かく煮た?もの。
何処の家でもあるらしいけど。

美味しい。変わった食べ物。

何故か日向の「あくがれ14度」一升瓶。

自分はもう呑まないけれど、大好きな薄い焼酎。割らずに飲める14度。

ご住職とパパだけで呑み始めたところ。

瞬時に呑み干しよった。

まるでかなわない。昨年、住職と飲みに行き、自分が呑み終わった頃、フルボトル頼んでて、唖然としたが。

お隣の別の居酒屋のおば様が差し入れにやって来たが、この人も親戚。

この町の大人は若い。四月の太鼓祭りまで冬時間が止まっているのか?

そうこうするうち、必殺「吉川母乳相談室」の小澤征爾が何故か高山から登場!

神がかりの素晴らしいハンドパワーの持ち主だ。

みーんな治してもらった。

いつか秀樹も治してあげたい。

この居酒屋さん、親戚。

たーくさん宣伝してくださった。

トイレにも自分の写真だらけで、まるで仙川のアンカーヒア(IFF の生みの親)のよう。

どんどん親戚が集まってきて、大騒ぎの後、さすがにぐっすり眠った。

次の日、食べ過ぎで起きれんかったが、9時間は寝たはず。明日のレコーディングと、24日の土気公演の譜面作りをしようかと思っていたが無理無理。

諦めて、蕎麦屋に向かう。

大盛り二枚。お次はコロッケ。

おや?よく秀樹の楽屋口で見かけるお嬢様方に遭遇。コロッケごちそうになる。

そして三嶋ろうそく店にご挨拶がてら、昨日は閉まっていたお隣の美術館へ。

美術館と呼ぶその場所では、50年前のレシピによるチーズケーキと果物を漬け込んだもの、おぜんざいに、美味しい珈琲。

もう、何も食べられない… 。

4時過ぎに奉納公演が終わり、満席の4時26分発ひだ に乗る。皆がホームで見送ってくれた。

でっかいお弁当。

ありがとう、飛騨古川。次回は11月に。

遠い昔、

イタリアの村にいた頃を思い出す。

秀樹の「夏の終わりに」でも聴くかな… 。

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