数年前、「幻の邪馬台国」という映画のプレミアムで演奏した事がある。
吉永小百合さんと、竹中直人さんにも初めてお会いした。
「俺に似てると思った。」
本日のお題はそこではなく。
その映画では、今流行りの「卑弥呼」の国を九州に探す、というロマン。
九州ルーツの自分には、そそられる話である。
卑弥呼は長であった。
アマテラスの様に、国を治める女性の長が多々いたらしい。
大和から見て、遠方の「九州」は、どんな世界だったのだろう。
野蛮な民族が暴れている?大陸からも、多くの侵入があったはず。
そして神武天皇の代になり、九州の一族が熊野へ。
そこで対面した部族は、敵か味方か?
大和統一がなされたなら、敵ではなかったのかも知れない。
ヤタガラスがシンボルの本宮。
その奉納曲を、やっと書き上げた。
まだまだこれから、阿部氏(篤志)と創りこむけれど。
新宮の「天狗」から、ずっと作曲を言われていた。
熊野の山を、川を、滝を見せてもらいながら。
またある時は、たった一人で、道なき道を行く「山伏」の結界の中、滝に入った事も。
山伏で、太鼓の名手であった師匠から貰ったリズムを鳴らしてみる。
徹夜続きで、四苦八苦してやっと曲が出来た。
実は、お大師様は尊敬しているが、宗教は詳しくない。
もちろん、神様仏様は信じている。
キリストの墓のブログを読んでいただいてか、
「古澤さんはクリスチャンなんですか?」と聞かれて、
巌の名前はぺテロから付けたと聞いた事や、ブラザーのいる天草を調べたりしていて、とっさに
「キリシタンです。」
と間違い発言をしてしまった。
山伏の、師匠は真言宗だった。
明日から三日間(三日間)、池袋の護国寺で「花といのちの芸術祭」に出演する。
あれから一年。祈ろう。
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