極楽


古澤巌コンサートスケジュール

卯滑稽が鳴いている。

何処にいるのか?
ベッドから出ると寒い。外を見れば、「七人の侍」の世界。

こんなに古い家に泊まるのはもう、何年振りだろう。

ただし、ピッカピカ。

新車の様なクラシックカー、の感じ。

祈りの旅の最後の方は、荷物が重くなっていた。両手共、腫れて痛い。
こんな時は、「Django!」とシャウトしながら、ズルズルと進む。

「手伝いましょうか?」

駅で見知らぬギャルが、見かねて自分の臼を軽々と運んでくれた。

ブログは書きたいけれど、疲労からかバカだからか、半分眠りながらで間違いだらけ。4時間程の移動中には、なかなか書きあがらなくなってきている… 。

全く記憶に無い駅に降りる。知らない人が迎えに来ていた。

見たことも無い、古いベンツのリモ。
多摩ナンバー。此処は多摩なのか?前に止まった車も多摩ナンバーだ。
昼前に出て、もう夕方だからまさか。

記憶に無い街。聞けば、「タイフーン」で、二年連続来たらしい。

車は小さな谷を抜けていく。
「金曜だけ、バスが来る。」

宮崎アニメか?たしかに、景色が現実離れしている。

到着。朽ち果てそうな、古い農家。

おばばがいる。何故かはわからない。何かをしているのだろう。制服を着ているから。

此処は最高のフレンチ。

そして、オーベルジュみたいな、宿がある。

あまりにも真っ暗で、何も景色もわからない。

ただ、降るような星空と、山間の眩しい月が、まるで浮世絵のようだった… 。

この部屋には、二つのベッドルームと、土間に釜戸ならぬ、美しいキッチンがある。

ここで、おばばが、
自分だけのために、朝ごはんを作ってくれる。

そうか、おばばたちは、この村の主なのか。

たまには、アニメの世界に招待されてみよう。

極楽、極楽。

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