ギターの庄村さんの公演に、ゲストで招かれた。ギターと演奏するのはもう、何年ぶりだろう。
まだ、前世紀だったと思う。
近所を散歩の途中、ふと立ち寄ったライブの前座が、ギターデュオにバイオリンだった。
後で考えたら、そのバイオリンは、スアレス・パスで、ピアソラのバンドの大事なメンバー。
なのに自分は、何故かギターの二人に目が釘付けで、おまけに話しかけた。
「お前、ギター詳しいの?」
「今日初めてギターのコンサート見ました」
「じゃあ、なんで俺たちがそんなにいいってわかるわけ?」
なんだかんだ、他人の打ち上げまで、ついていった。
それから6年間、ソニーの最後の仕事で、アルバムを彼らと4枚作った。
6年経ち、少しずつ、リズムやグルーヴを感じるようになってきた。少しずつ。
それが唯一、ギターの思い出。
今はPOPなステージを作っているので、ピアソラやヴィラロボスを、生で静かに弾いている自分が不思議。
ギターは静かでいいなあ。そおっとしてる。バイオリンより音が小さな楽器は、ほとんどないから。
NHK が収録。そのうち放送される模様。
ありがとう、庄村さん。
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