ロシア人のギタリスト、ロマンは、
ロンドンで鍛えられたものの、納得が行かず、ケルンへ。
先生はなんと日本人。
手取り足取り教わるのではなく、
いきなり
「違う。」
その一言で、全てが変わったと言う。
そこからロマンは、猛勉強。
それまで才能に任せ、自由奔放に弾いていたスタイルから一転、
バロックの基礎本を読みあさった。
そして数年後、開眼する。
ダメ出しが良かったらしい。
海外には、そんな素敵な日本人の先生がいるらしい。
きっと、ヒクソンの柔道みたいな?人知れず、
白寿ギターフェスティバル。
ロマンが前半、荘村さんと自分が後半を担当。
普段と客層があまりに違い、弾きやすい?
バロックからビートルズまでの、イギリス プログラム。
今年は何度か、ギターの荘村さんにお世話になる。
「世の中に、荘村さん程よい人はいない。」
と、業界では言われる。
その お人柄にのせて、メロディを奏でる、亥年デュオ。
「アサド兄弟」の時代が、遥か昔に感じる。
ギターの音が聴こえるように、それでいてガンガン弾く。
しかし気になる、バロック本。
自分も今週のバッハ収録前に、読まないと。
ありがとう荘村さん。ありがとう白寿ホール。
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