立ち方


古澤巌コンサートスケジュール

武道でも、随分と細かく指導を受けている、「立ち方」。

幼い頃から、独学で立ち上がったもので、一体どうやって立っているのか?

考えた事もない。

そして、武道やスポーツにつきものの、「丹田」。

ウィキで検索すると、宗教?余計に不思議な部位である感じがする。

大概の動きは、丹田で行う(らしい)。

目に見えぬ、股間の辺りの「何か」。長年の謎。

正しく立ち、丹田を操る。

無理に近い。

でも、たまたま「出来た」時、

それはそれは、えもいわれぬ、

天にも上る心持ちであり。

これで演奏したらどうなるのか?

やってみたい。武道の真髄は、全ての道に通じている。

ボーッと、傍らで行われている、スケート教室を見ていたら、片足で練習している。

真似してみよう。

やって見ると、片方が出来ない。

こっちは自信の無い足。

思いきって、浅田真央選手くらい、片足を上げて見る。

(きっと、足上がって無い。第一、ちょっとこのポーズは照れる。誰も足をそんなに上げてないではないか。でもこの方が、フィギアっぽい。片足滑りはきっと必要なんだ。全員おばさまのクラスだった、ラテンのスタジオの時よりは恥ずかしくないだろ?)

スケートの薄い「刃」が、全身を支える。

と、言うより、刃の上で、足が支え方を探している。

究極のバランス矯正ギブス。

滑れます、と言わなければ、

スケートをする機会などもう無かった。

腰の位置すら解らなかった自分の身体。

明日はいよいよ、通し稽古最終日。

飛び出すな 車は急に 止まれない

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