弓先


古澤巌コンサートスケジュール

クライスラーの弓の毛に。

松ヤニが、先半分だけについていたそうな。

先半分…。ミルシテインも、「全弓使うのは、オケのロングトーン位だ。」と言ってたが。

弓は、先が1番強い。木から毛までの幅があるから。

(まあ、元も幅はあるけど使わないらしく。)

昔、ギトリスが。

弓先を弦にあて、つまり腕を伸ばした状態で、

どれだけ腕の重さを使うか?を見せてくれた時。

たまげた!弓の中程が、

弓の毛を通過して、大げさで無く、更に5センチ程も反対側に湾曲!

折れないん?そんな馬鹿力で?

「力入れるんじゃない、腕の重さだ。」

???あの頃は、ハーッ

何にもわからんかった。

確かに、昔の秤の原理で、

腕を伸ばせば、重さが生まれる。

曲げた分だけ、軽くなる…。

だから、先なのか。しかし。

外国人の、あの強靱な指がなければ、支えられんかも。

左利きなので。右のトレーニングに居合を20年やった。

日本刀も、弓の様に反っている。

右も人差し指の指球…。棒状の物は、同じなのかも。

チェロの弓は、バイオリンの弓より、はるかに硬い。

「先」の部分が沢山ある(感じが好き)。

秤の原理で、腕を伸ばし、

重い弓を短く使う。バットを短く使うのと同じで、
軽くなるから。

昔誰かが、

「右手は芸術家、左手は職人」と言ったそうな。

確かに。音楽を奏でるのは、右手。

左利きなので、やめろと言われた。確かに右は、何も感じ無い。歯も磨けず、ケツもふけず、雨にも負けず、風にも負けず..。

ペンと箸だけ右に直され。

人の3倍努力しなさいと。

でもね、

どっちかと言うと、

左手をミスった時しか、

ミスって言わなく無いか?

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