バッハの稽古(続き)


古澤巌コンサートスケジュール

先日の続き。暇がないと出来ないので。

練習は、しない。理由は、

何をどう練習したらいいか、わからないから。

モーツァルテウムのヴェーグのクラスでは、「ローデ」について、多少、語られたりはしたが。

練習曲により、基礎力を身につける。過去の偉人達が、親切に。

でも。

いったい何のための練習なのか解っていなければ、たぶん、練習になっていない。

ヴェーグは、よくフィンがリング10度をやって見せた。

巨漢。1と3の指で10度を取り、次の音を2と4で。

届く?1stポジションでも、手首がネックに吸い付く。
但し、取ってみると解るが、親指の位置が、全く変わる。

幼い頃から、出来もしない曲を、無理矢理弾いていたら、手首に突起が。それも両手に。

手を着こうとすると痛い。

治療に通ったり。でも。

40頃に、カリブの音楽祭で遇った、バイオリン弾きの彼女に、
「そんな手首じゃ音程が安定しないよ。」と言われ。

直した。

つまり、取る音によっては、手首を出したりしていた。するよね?ダメだと言われた事も無く。

では、手首を出さずに、弾き通せるのか?

何時の間にか、手首治ってる。腱鞘炎にもならない。

なので、石神山ミュージックキャンプでは、子供達に、手首を教える。

教えたからには自分でもやってみると。

oh! muzukasiidesu!

そんなもんだが。

そうやって、バッハをあらためて弾くと。

いちいち、音程を外さないように、前の和音から次の和音に、ガイドになる音を残してくれている。

3と4の指を使う重音は、まだまだ押さえ込めないが。

左手そのものが「動かずに」和音を掴んで。

ちょっと、つりそうだけど。

これが出来たら、インテンポで行けるかも。

高速で。

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