トリトンスクエア公演


古澤巌コンサートスケジュール

ずいぶん久しぶりに来た、ホール。

つい先日、この辺りは、寺田レーサーに会いに来た場所。

こんな所だったか?15年経つホール。街の空気に記憶がなく。

阿部ちんとステージ ゲネの時。普段うるさい程のピアノの音が、大きくない。

空間のサイズ?形?何故だろう。

いわゆるモニター音。ステージでの、我々だけの為の。

そのサウンドが、聞いた事の無い音がする。

何の音だろう。水辺だからか?

本番になっても、席がうまっても、モニター音が全く変わらない...。

客席では、どんな風に鳴っているのか?聴く事は一生無いけれど。

今更。モニター音が大切らしいのは、最近ウスウス感じていた。

TFCで、自分はモニタースピーカーを置いてはいても、鳴らしてはいない時が多かった。

今更。なるほど。トリトンのホール音は、

確かにいい。でも、そのせいでは無い。

感覚が、身体が、何かにコントロールされていく。

こんな風にバイオリンを弾いた事は無い、本番で。

もう一度 確かめてみないと。

子供の頃、一橋大オケに。その御縁で友達になったチェリスト。第一生命に入社、フィラデルフィアに留学、カーチス時代を共に。そしてロンドンにも。ミルシテインのレッスンを何週間も待つ間、居候させて頂いた。

行く先々で、お世話に。

知らないうちに定年をむかえられ。音楽を愛し、新しい第一生命ホールを愛した彼。

ありがとう、トリトン。

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