古川の夜。ディレクター逹と、いつもの店に集う。
と、カウンターの並びの姐さん。
「あんた、海老蔵に似てるね。」
え?だいぶん出来上がっておられる。
「竹中さんにも似てる。」
と、いきなり羽交い締め!
何だ? く、苦しい… 。
「治してやるよ、気持ちいいだろ?」
うぐっ! とぁっ!
首をおもいっきり絞められて
おちる寸前。
苦しいのに、何故か体が、この姐さんのいいなりに。
「信じないと効かないよ。」
あんた、誰だよ。うぎょぎょー!
実は、年末からずっと、熱っぽくて首がキツかった。どうやらそれがわかるらしい。
聞けば隣町、高山からの珍客。
神がかりの治体師だった。
超乱暴な治療だけど、なんだかとてもスッキリ。ディレクター逹も、次々に餌食に。
「古澤さんはこうやって、呑み屋さんでコミュニケーションされているのですね。」とディレクター。
知らんよ、こんなん。
吉川母乳相談室所属? 自分の祖母もお産婆さんだったな。
その姐さんが、小澤征爾に似ていた、という話。
「小澤征爾?男じゃないか。あたしゃ女だよ!」
でも、似てるんだもん。
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