本日スクール公演に向かっている。
また、臼で出動。もう片方には、棺のようなデカトランク。
うわっ、乗れない。朝のラッシュ。
しかたないから、一台後にする。まずいな、ギリギリで検索しちまった… 。
もう朝9時過ぎたのに、次の地下鉄は、ホームから改札までビッシリ並んでいる。
本日乗換多し。次の乗換駅は検索上、所要時間2分。もう、ミッション・インポッシブルを口ずさむ。
焦りまくって下りエスカレーターへ。
隣を通れるように空けてはあるが、なにせこの、両手の大荷物。
このミッション、下りエスカレーターの降り際が最も危険。万が一、一般市民を巻き込んだら、取り返しのつかない大惨事を招いてしまう。
緊張が走る(汗)。もうすぐホームだ… 。
空けていた通路に、臼を瞬時に移動！もう片方には棺！GO!GO!
と、その時。
「あっぶないわねぇ~。」
いつの間にあんた隣に？
「凄い荷物ね！」
近づくなよ、あぶねーよ。
「あと一分で〇〇行きと〇〇方面の両方のホームに同時に電車が入ってくるのよ！」
女性にしちゃあ詳しいな。しかし声、でかいな。
なんて事が、エスカレーターの最後の残り3段位で起こった。
「まもなく〇〇行き電車がまいりま~す！」
？また声がでかい。傍に来んなよ、知り合いじゃないんだから。あー、ついてくるなってば。
「気を付けないとね！危ないから。白線の内側までお下がり下さ~い！」
なんだ？！この姐さん、今度は白線上で両手を広げて、駅員に変身！
「列車到着、はいお下がり下さい~！〇〇行き電車で~す！」連呼絶叫姫。
なんだ？OLかと思ったら、私服の駅員？
声通るし。マイク無しで完全に朝のラッシュの光景に。
これはいくらなんでも。？誰も笑って無い。
え？
もしかして、この姐さんがOLの格好に見えているのは、自分だけなのか？
たしかに、この人がもし、制服を着ていたら、な~んにもおかしな事件では無い。
最近忙しかったしな… 。
そういえば、前にもあったな、こんなこと… 。
渋谷はセンター街のMac。一階がレジで、二階に上がる。土曜のランチタイムで、女子高生やアベックでごった返していた。
と、一人のデブな女子高生がトレイを持って上がってきた。キョロキョロと、空いた席を探している。
(でかい女学生やな~)
？？？オッサン！ 週末の真っ昼間のMac やで~？
まあ落ち着け。TVカメラがいないか回りを見渡す。いない。そうだ、近所に吉本もあるじゃないか… 。しかし、芸人でも勇気あるな、この人。
か、オッサンに見える、本物の女の子なのか？いや、それはないな。どう見ても、年の頃は葉加瀬くらいだよ。
ここ、笑うところだよな？
誰も笑って無い。それどころか、気が付いてもいない。
自分にしか見えないのだろうか？
大丈夫か、自分。
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