45歳の神武天皇が、日向の美々津港から、水軍を率いて船出されてから、2680年近く経とうとしている。
「美々津」は景観保存地区。古い立派な町屋造りが並ぶ。
「みみつばし」をご存じか？
かつて零戦乗りが、下をくぐって肝だめし。すぐ先に次の橋があるから、急上昇しなければならない。
目的地は、田の原「石神山」巨石群。
なんとシェルパが登場。この山を守る、おばば二人。歴史上葬り去られた、大切な巨石群を守っている。
孫が9人と言ってたけど、まるで「もののけ姫」。あっと言うまに岩を登り、滝へおりて行く。
90を過ぎた現役の父上の「夢」を、幼少の頃から大切に、巨石のまわりを手入れし続けてきた。
山中に無数にある可愛い看板も、この姉妹の手作り。誰でも飲める、石神の水のパイプも自分達で。こんな上手い軟水、初めてだ。
そして、くららの森。夢の世界。
その中で光輝く姉妹。もう森の精にしか見えない。
この二人、宮崎駿監督に是非とも紹介したい（監督とは知り合いで無いのが残念）。
なんとお昼は、姉妹の手作りのお弁当。取れたての竹のおこわに、おつけもの。美味すぎる。
石神山、まさに 国見ヶ丘。
麓の立派な廃校が、以前やっていた「日向音楽セミナー」の再開をほのめかす。
いいかも。夏はホタル、冬は満天の星。
次来た時は、台風でも濁らない石並川に、バンジーを決めよう。