
スイスの大実業家エミール=ゲオルク・ビュールレ(1890-1956年)は、生涯を通じ絵画収集に情熱を注いた傑出したコレクターとして知られています。17世紀のオランダ派から20世紀の巨匠に至る作品、とりわけ印象派・ポスト印象派の作品は傑作中の傑作が揃い、そのコレクションの質の高さゆえ世界中の美術ファンから注目されています。 この度、ビュールレ・コレクションの全ての作品がチューリヒ美術館に移管されることになり、コレクションの全体像を紹介する最後の機会として、日本での展覧会が実現することとなりました。
本展では、近代美術の精華といえる作品約60点を展示し、その半数は日本初公開です。絵画史上、最も有名な少女ともいわれる「イレーヌ・カーン・ダンヴェール嬢(可愛いイレーヌ)」、スイス国外に初めて貸し出されることになった4メートルを超えるモネ晩年の睡蓮の大作など、極め付きの名品で構成されるこの幻のコレクションの魅力のすべてをご堪能下さい。
主な展示品
ピエール=オーギュスト・ルノワール 《イレーヌ・カーン・ダンヴェール嬢 (可愛いイレーヌ)》(1880年) ©Foundation E.G. Bührle Collection, Zurich (Switzerland) Photo: SIK-ISEA, Zurich (J.-P. Kuhn)
ポール・セザンヌ《赤いチョッキの少年》(1888 / 90年頃) ©Foundation E.G. Bührle Collection, Zurich (Switzerland) Photo: SIK-ISEA, Zurich (J.-P. Kuhn)
フィンセント・ファン・ゴッホ《種まく人》(1888年) ©Foundation E.G. Bührle Collection, Zurich (Switzerland) Photo: SIK-ISEA, Zurich (J.-P. Kuhn)
カミーユ・ピサロ《ルーヴシエンヌの雪道》(1870年頃) ©Foundation E.G. Bührle Collection, Zurich (Switzerland) Photo: SIK-ISEA, Zurich (J.-P. Kuhn)
クロード・モネ《ジヴェルニーのモネの庭》(1895年) ©Foundation E.G. Bührle Collection, Zurich (Switzerland) Photo: SIK-ISEA, Zurich (J.-P. Kuhn)
エドゥアール・マネ《ベルビュの庭の隅》 (1880年) ©Foundation E.G. Bührle Collection, Zurich (Switzerland) Photo: SIK-ISEA, Zurich (J.-P. Kuhn)
アルフレッド・シスレー《ハンプトン・コートのレガッタ》(1874年) ©Foundation E.G. Bührle Collection, Zurich (Switzerland) Photo: Dominic Buettner, Zurich
エドガー・ドガ《リュドヴィック・ルピック伯爵とその娘たち》 (1871年頃) ©Foundation E.G. Bührle Collection, Zurich (Switzerland) Photo: SIK-ISEA, Zurich (J.-P. Kuhn)
ポール・セザンヌ《パレットを持つ自画像》(1890年頃) ©Foundation E.G. Bührle Collection, Zurich (Switzerland) Photo: SIK-ISEA, Zurich (J.-P. Kuhn)
フィンセント・ファン・ゴッホ《花咲くマロニエの枝》(1890年) ©Foundation E.G. Bührle Collection, Zurich (Switzerland) Photo: SIK-ISEA, Zurich (J.-P. Kuhn)
ポール・ゴーギャン 《贈りもの》(1902年) ©Foundation E.G. Bührle Collection, Zurich (Switzerland) Photo: SIK-ISEA, Zurich (J.-P. Kuhn)
クロード・モネ《睡蓮の池、緑の反映》(1920 / 1926年頃) ©Foundation E.G. Bührle Collection, Zurich (Switzerland) Photo: SIK-ISEA, Zurich (J.-P. Kuhn)
ビュールレ・コレクションのプライベート美術館 Photo: Hans Humm, Zurich
内覧会の模様
開催概要
会場:国立新美術館 企画展示室1E 公式HP
東京都港区六本木7-22-2 地図
お問合せ:03-5777-8600(ハローダイヤル)
会期:2018年2月14日(水)~ 5月7日(月)
開館時間:10:00~18:00(入場は閉館の30分前まで)
毎週金・土曜日、4月28日(土)〜5月6日(日)は20:00まで
休館日:毎週火曜日(ただし5月1日(火)は除く)
観覧料:
・当日券:一般/1,600円 大学生/1,200円 高校生/800円
・団体は20名以上、中学生以下無料、障がい者手帳をご持参の方(付添の方1名を含む)は無料
チケット販売情報
国立新美術館(開館日のみ)展覧会ホームページほか、主要プレイガイドにて販売


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絵画と音楽、両印象派による珠玉のコラボレーション。西村由紀江プロデュース、豪華アーティストによる印象派名曲選。

プレゼント
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応募詳細はこちら 応募締め切り 2018年2月1日
