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特別展「鼉太鼓」2019年4月1日(月)より春日大社にて開催

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本格修理によって見事復活した日本最大級の鼉太鼓が、4年ぶりに春日大社に!!

※写真:国宝殿1階にある復元された鼉太鼓(一対、現代)。昭和52年(1977)以降、毎年12月に執り行われる春日若宮おん祭では、この復元された太鼓が用いられる

鼉太鼓(だだいこは屋外の舞楽演奏に用いる左方・右方一対の太鼓です。春日大社のものは源頼朝寄進との伝承がある鎌倉時代の作で、総髙 6m58cm、重要文化財に指定されています。日本最大級の大きさを誇り、また鎌倉仏師の手による最高峰の彫刻で飾られています。昭和 51 年までは春日若宮おん祭で使用されていたため、修補を繰り返していたものの、痛みや汚損は著しく、2015 年 4 月から約 4 年におよぶ本格修理では、クリーニング、漆地や彩色の剥落止め、材の補足、接着成形などあくまで現状修理を原則として進められました。クリーニングにより以前にはわからなかった金箔押しや彩色がかなりの箇所に残っていることも確認され、また火焔彫刻の調査によって迫力のある彫りや丁寧な仕上げなど、平家による南都焼き討ちからの南都復興に携わった一流の仏師による製作として大過ないことが認められました。頼朝奉納の伝承があることもうなずける名品です。

展示構成と見どころ
今回、新旧あわせて二対四基の鼉太鼓が国宝殿にて初めて公開されます。展示では、鼉太鼓を中心に楽人たちが歴代大切に守り続けてきた重要文化財の舞楽面や国宝の楽器などを合わせて展示します。この春は春日大社国宝殿で鼉太鼓が生み出す超迫力と春日舞楽が醸し出す優雅な雰囲気とに魅了されましょう。

主な展示品

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重文《鼉太鼓》(一対のうち左方)背景白
国宝《蒔絵箏》
重文《舞楽面 散手》
重文《舞楽面 新鳥蘇》
重文《舞楽面 納曽利》
重文《舞楽面 地久》
国宝《黒韋威矢筈札胴丸》
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重文《鼉太鼓》(一対のうち左方)背景白
国宝《蒔絵箏》
重文《舞楽面 散手》
重文《舞楽面 新鳥蘇》
重文《舞楽面 納曽利》
重文《舞楽面 地久》
国宝《黒韋威矢筈札胴丸》
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開催概要

特別展『鼉太鼓-超迫力の鎌倉彫刻、復活した世界最大級の太鼓-』 公式HP
会期:2019年4月1日(月)~9月1日(日)
会場:春日大社 国宝殿 〒630-8212 奈良県奈良市春日野町 160
開館時間 10:00~17:00(入館は閉館の30分前まで)

チケット販売情報

入館料(税込):一般500円、高校大学生300円、中小学生200円

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