展示構成と見どころ
和を以て貴しとなす
奈良・斑鳩の地に悠久の歴史を刻む法隆寺は、推古天皇15年(607)、聖徳太子によって創建されたと伝えられます。太子は仏教の真理を深く追究し、また冠位十二階や憲法十七条などの制度を整えることで、後世に続くこの国の文化的な基盤を築き上げました。聖徳太子を敬う人々の心は、その没後に信仰として発展し、こんにちもなお日本人の間に連綿と受け継がれています。
令和3年(2021)は聖徳太子の1400年遠忌にあたり、これを記念して特別展「聖徳太子と法隆寺」を開催します。会場となる奈良国立博物館と東京国立博物館では、法隆寺において護り伝えられてきた寺宝を中心に、太子の肖像や遺品と伝わる宝物、また飛鳥時代以来の貴重な文化財を通じて、太子その人と太子信仰の世界に迫ります。特に金堂の薬師如来像は日本古代の仏像彫刻を代表する存在であり、飛鳥時代の仏教文化がいかに高度で華麗なものであったかを偲ばせてくれます。
本展覧会は1400年という遙かなる時をこえて、今を生きる私たちが聖徳太子に心を寄せることでその理想に思いを馳せ、歩むべき未来について考える絶好の機会となることでしょう。
主な展示品
内覧会の模様
開催概要
聖徳太子1400年遠忌記念 特別展「聖徳太子と法隆寺」 公式HP
会期:2021年7月13日(火)~9月5日(日)
会場:東京国立博物館 平成館(奈良公園内)(東京都台東区上野公園13-9)
開館時間:(入館は閉館の30分前まで)
09:30~17:00 土曜は19:00まで
休館日:月曜日
※ただし、5月3日は開館
お問合せ:050-5542-8600(ハローダイヤル)
チケット販売情報
事前予約<優先>制のご案内
本展は、新型コロナウイルス感染症の感染予防・拡大防止のため、事前予約<優先>制を導入します。
「前売日時指定券」をお持ちの方は優先的に入館できますので、ご来館前にお求めください。
混雑緩和のため、入館時間は1時間ごとに区切り、その時間枠内にご入場いただきます。
予約不要の「当日券」を会場にて若干数ご用意しますが、「前売日時指定券」をお持ちの方の入場を優先いたしますので、あらかじめご了承ください。
入館料:()内は前売り
一般/2,000円(1,800円) 高校・大学生/1,400円(1,200円) 小・中学生/400円(400円)
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