展示構成と見どころ・主な展示品
体感せよ! 街角ストリートのバンクシー。
“壁に絵を描く”という行為に、人類は先史以来、魅了されてきました。学校の教科書で目にする洞窟壁画はアートの始まりであり、祖先の高い表現能力を示す芸術です。その痕跡は、数万年前のものとは思えないほど自由そのものです。
そのような絵をハッと思い出させてくれるのが、現代のストリートで表現を続けるアート界の異端児“バンクシー” です。2018年に、少女と赤い風船を描いた作品が高額落札されるや、額に仕込まれたシュレッダーで突如細断。瞬く間に世界中で報道され、話題をさらいました。日本では、バンクシー作品と思われるネズミの絵が発見されると、大手メディアやSNSで拡散、認知度が上がりました。しかし創作活動の全貌や動機など、その真相が分かる者は依然少なく、謎に包まれた存在です。
本展は、世界各都市を巡回し人気を博した「ジ・アート・オブ・バンクシー展」の傑作群を、日本オリジナルの切り口で紹介する意欲的な展覧会です。プライベート・コレクター秘蔵のオリジナル作品の展示に加え、活動の主戦場である“ストリート” に焦点を当て、テレビ局ならではの街並み再現展示で没入空間を体感していただきます。―― それはまるで“映画のセット”。
ストリート・アーティストの先人であり、現代アートの巨匠でもあるヘリングやバスキアの次世代として、いま世界で最も注目を集める時代の先駆者“バンクシー”。その活動の意味を、幅広い世代に楽しく理解していただける貴重な機会となります!
開催概要
「バンクシーって誰?展」 公式HP
東京展
会期:2021年8月21日(土)〜2021年12月5日(日)
会場:寺田倉庫G1ビル(東京都品川区東品川2-6-4)
アンバサダー・音声ガイド:中村倫也
※お客様ご自身のお手持ちのスマートフォンでご利用いただける音声ガイドです。
スマートフォンとイヤホンまたはヘッドホンをご持参ください。
コメント
時に、1つのアートは100の言葉を並べるよりも雄弁にものを語る時がある。シニカルな目線で相反する要素を焚べたグラフィティ。バンクシーとは誰なのか? 彼の原理は一体なんなのか? 今回の展示は、そんな現代最高の「?」マークを体感する旅になる予感がする。
楽しみです。
中村倫也(なかむら・ともや)
1986年12月24日、東京都生まれ。2005年、俳優デビュー。
2014年「ヒストリーボーイズ」にて舞台初主演を務め、第22回読売演劇大賞男優賞を受賞。ドラマ、映画、舞台、CMなど、幅広いフィールドで活躍し、作品ごとにまったく異なる顔を魅せる、その演技力や表現力が注目されている。初のエッセイ集「THEやんごとなき雑談」が発売中。
チケット販売情報
大阪展
会期:2022年4月23(土)~6月12日(日)
会場:グランフロント大阪 北館B1F ナレッジキャピタル イベントラボ
プレゼント
本展覧会の開催を記念して、東京展・無料招待券を5組10名様にプレゼント!
応募詳細はこちら 応募締め切り 2021年8月10日