本書では、値段や希少価値とは無関係に、著者である山﨑真由子さんの感性に響いた、“ときめく文房具”をセレクトし、掲載しました。誰もが使ったことのある定番から、入手困難な限定品、さらにはお父さん・お母さんが子どもの頃に夢中になっていた懐かしのアレやコレまで、あらゆる文房具の魅力に迫ります。
本書は、図鑑と称しながらも、およそ半分が図鑑ページ、もう半分が読み物ページとなっているのが特徴です。メインである図鑑の部分では、「書く」「書かれる」「消す」「切る」「測る」「貼る」「留める」の7つの機能から文房具を分類し、今野光さんによる遊び心の溢れる写真とともに、山﨑さんが愛する文房具を紹介・解説しています。ストレートと変化球を使い分け、変幻自在に文房具を褒め称える文章が秀逸です。
読み物ページでは、「鉛筆ができるまで。」、「“ものさし”と“定規”の違いって?」、「消しゴムはどうして“消せる”の?」など、意外と知らない文房具のことが勉強できるほか、「文房具なヒト」、「懐かし文房具博覧会」、「ときめく文房具店」など、文房具を楽しむための“色とりどり”のコンテンツが読み応え充分。文房具マニアはもちろん、子どもから大人まで、誰もが楽しめる一冊となっています。
<書籍詳細>
『ときめく文房具図鑑』判型:A5判
ページ数:128 定価:1,500円+税