19世紀末パリ、それまで情報伝達や複製の手段でしかなかった版画は、新たな芸術表現を切り拓く重要なメディアとなりました。トゥールーズ=ロートレックや世紀末の前衛芸術家たちによって、版画は絵画と同じく芸術の域まで高められ、それらを収集する愛好家も出現しました。一方、大衆文化とともに発展したポスター芸術をはじめ、かつてないほど多くの複製イメージが都市に溢れ、美術は人々の暮らしにまで浸透しました。世紀末パリにおいて、「グラフィック・アート」はまさに生活と芸術の結節点であり、だからこそ前衛芸術家たちの最も実験的な精神が発揮された、時代を映すメディアであったと言えるでしょう。本展は、こうした19世紀末パリにおける版画の多様な広がりを検証するものです。当館およびアムステルダム、ファン・ゴッホ美術館の貴重な19世紀末版画コレクションから、リトグラフ・ポスター等を中心に、油彩・挿絵本等を加えた計約140点を展覧します。
主な展示品
開催概要
会場:三菱一号館美術館 公式HP
東京都千代田区丸の内2-6-2 地図
お問合せ:03-5777-8600(ハローダイヤル)
会期:2017年10月18日(水)~2018年1月8日(月・祝)
開館時間:10:00~18:00(入館は閉館の30分前まで)
(祝日を除く金曜、12月13日、1月4日、1月5日は21:00まで)
休館日:月曜休館(但し、祝日の場合、会期最終週、1月8日、「トークフリーデー」実施日の10月30日、11月27日、12月25日は開館)
観覧料:一般/1,700円 大高生/1,000円 中小生/500円
チケット販売情報
展覧会ホームページほか主要プレイガイド
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プレゼント
本展覧会の開催を記念して、入場ペアチケットを5組10名様にプレゼント!
▶応募詳細はこちら 応募締め切り 2017年10月10日