『ボストン美術館の至宝展』2017年7月20日(木)より東京美術館で開催

『ボストン美術館の至宝展』-東西の名品、珠玉のコレクション
Great Collectors: Masterpieces from the Museum of Fine Arts, Boston

世界屈指の美の殿堂、ボストン美術館の主要なコレクションからえりすぐった、珠玉の80点を紹介します。同館のコレクションによる展覧会はこれまでも繰り返し開催されてきましたが、幅広い内容を総合的にご覧いただく展覧会は、日本では約40年ぶりとなります。1876年に開館したボストン美術館は、国や州の財政的援助を受けずにコレクションの拡充を続け、現在は世界有数となる約50万点の作品を所蔵しています。本展は、この素晴らしいコレクションの形成に寄与したコレクターやスポンサーの活動にも光を当てます。古代エジプト美術、中国美術、日本美術、フランス絵画、アメリカ絵画、版画・写真、現代美術と、東西の名品の数々を堪能できる本展にどうぞご期待ください。

ファン・ゴッホのルーラン夫妻、二人そろって日本へ。ルーラン夫妻とファン・ゴッホ

フィンセント・ファン・ゴッホ《郵便配達人ジョゼフ・ルーラン》
1888 年 81.3cm x 65.4cm 油彩、カンヴァス
Gift of Robert Treat Paine, 2nd, 35.1982 Photograph

ファン・ゴッホ(1853~1890)が油彩で描いたジョゼフ・ルーランの肖像は、6点残されている。本作は、最初に描かれたもので、ほぼ全身を描いた唯一の作品である。ファン・ゴッホがソクラテスに喩えた立派なあご鬚をもつ頭部だけでなく、魅力的な手の動きも力強く丹念に表現されている。青を基調とした画面に、制服の装飾やボタンの黄色が効果的に配されている。

フィンセント・ファン・ゴッホ《子守唄、ゆりかごを揺らすオーギュスティーヌ・ルーラン夫人》
1889 年 92.7cm x 72.7cm 油彩、カンヴァス
Bequest of John T. Spaulding, 48.548 Photograph

組み合わせた手にゆりかごの紐を持つジョゼフの妻。自らの入院により中断していた本作の制作の再開を伝えるファン・ゴッホの手紙には、「絵画を制作することは、傷ついた心を慰めるものだ」と綴られている。母性を感じさせる本作には、「人の慰めとなる芸術」を目指した画家の意が反映されているのだろうか。画家自身によって4点の同じ構図の油彩画が制作されている。

本展の見どころより一部ご紹介!

<1章古代エジプト美術>
三大ピラミッドが建つギザで発掘された王の頭部や、墓からのレリーフ、ヌビアの王の立像、ジュエリーなど、ボストン美術館とハーバード大学による共同発掘調査の成果を中心に紹介する。


《ツタンカーメン王頭部》
Head of King Tutankhamen
エジプト、新王国時代、第18王朝、ツタンカーメン王治世時、
紀元前1336-1327年
高さ30.5cm×幅26.7cm×奥行22.2cm 砂岩
Museum purchase with funds donated by Miss Mary S. Ames, 11.1533

この王頭部に名前はないが、第18王朝の若き王ツタンカーメンと考えられている。王はネメス頭巾をかぶり、額にある縦の溝にはウラエウス(蛇形記章)があったとされている。頭巾の上には、上下エジプト統一の象徴である二重冠の赤冠の一部が残っている。アーモンド型の眼、官能的な唇―その魅力的な顔立ちは、1922年に「王家の谷」で発見された黄金のマスクに似ていることが指摘されている。

<2章中国美術>
中国美術コレクションは幅広い年代の絵画、陶磁器、彫像、装飾品など約9千点からなる。そのなかから、ボストン美術館が誇る北宋・南宋絵画の名品を厳選して紹介する。


陳容 《九龍図巻》(部分)
Chen Rong
Nine Dragons
南宋、1244年(淳祐4年)
46.2cm×958.4cm 一巻、紙本墨画淡彩
Francis Gardner Curtis Fund, 17.1697

約10mに及ぶ長大な画面に描かれた九匹の龍。沸き立つ雲と荒れ狂う波のなか、あるいは悠然と飛翔し、あるいは佇むさまを粗放な筆墨で描き出している。作者の陳容は南宋末期に活躍した画家で、特に龍図を得意としたことで知られている。なかでも本図は、かつて清朝の乾隆帝も旧蔵した龍図の名品である。

<3章日本美術>
約10万点に及ぶ日本美術コレクションの形成にはモース、フェノロサ、ビゲローら日本を愛したコレクターたちが大きく貢献した。初めて里帰りを果たす作品も含め、江戸美術の優品を紹介する。


曾我蕭白 《風仙図屏風》
Soga Shôhaku
Transcendent Attacking a Whirlwind
江戸時代、1764年(宝暦14年/明和元年)頃
155.8cm×364cm 六曲一隻、紙本墨画
Fenollosa-Weld Collection, 11.4510

勢いよく渦を巻き、強風を呼び起こす黒雲。あるいは龍の存在を示唆しているのだろうか。荒れ狂う波濤、揺れ動く木々のなか、剣を持つ男が橋を挟んで黒雲に対峙している。緊張感ある攻防の後方には、風に吹き飛ばされた滑稽な表情の男たち。その後ろには白と黒の兎のつがいがひっそりと姿を見せている。墨の濃淡、線と面、緊張と弛緩、大胆さとユーモアを巧みに織り交ぜた、蕭白の代表的作品。


喜多川歌麿 《三味線を弾く美人図》
Kitagawa Utamaro
Young Woman Playing the Shamisen
江戸時代、1804-06年(文化1-3年)頃
41.5cm×83cm 一幅、絹本着色
Fenollosa-Weld Collection, 11.4642

<4章日本美術>
ヨーロッパ美術コレクションの中から、世界的に名高い19世紀フランス絵画のコレクションを紹介する。バルビゾン派、印象派、ポスト印象派の絵画は、ボストン市民の好みを色濃く反映するものである。


クロード・モネ 《睡蓮》
Claude Monet
Water Lilies
1905年
89.5cm×100.3cm 油彩、カンヴァス
Gift of Edward Jackson Holmes, 39.804

印象派を代表する画家モネ(1840~1926)は、1890年代から「積みわら」や「ルーアン大聖堂」、そして「睡蓮」などの連作を手掛け、同じ主題を繰り返し描きながら、天候や時間帯によってさまざまな表情をみせる対象を捉えていった。この《睡蓮》では、水平線はなく、モネの視線は水面に集中している。しかし、画面の下から上へと遠ざかるように奥行きを感じさせる睡蓮や、水面に映る空と岸辺の木々が、絵画の外に広がる無限の空間を想像させてくれる。1909年、パリで開催された48点の「睡蓮」による「睡蓮――水の風景」展で発表された本作は、すぐにボストンのコレクターに購入された。

Photograph © 2017 Museum of Fine Arts, Boston

開催情報

公演会場:東京都美術館 企画展示室 (東京都)
〒110-0007 東京都台東区上野公園8−36
会期:2017年7月20日(木) ― 10月9日(月・祝)
開室時間:9:30~17:30
※金曜は20:00まで、7月21日、28日、8月4日、11日、18日、25日は21:00まで
※入室は閉室の30分前まで
休室日:月曜日、9月19日(火)
ただし、8月14日(月)、9月18日(月・祝)、10月9日(月・祝)は開室
主催:東京都美術館(公益財団法人東京都歴史文化財団)、朝日新聞社、テレビ朝日、BS朝日
後援:アメリカ大使館

チケット情報
・グッズセット券(オーデコロン)/ボストン美術館の至宝展-東西の名品、珠玉のコレクション
販売期間:2017/7/16(日) 23:59まで
価格(税込):1600円
【ぴあ購入画面へ】
icon

・前売券・グッズセット券(ブックカバー・鉛筆)/ボストン美術館の至宝展-東西の名品、珠玉のコレクション
販売期間:2017/7/19(水) 23:59まで
価格:セットにより異なる
【ぴあ購入画面へ】
icon
【ローチケ購入画面へ】
icon

当日券/ボストン美術館の至宝展-東西の名品、珠玉のコレクション
発売前:2017/7/20(木) 0:00より発売
価格(税込):当日一般 1600円 、当日大学生・専門学校生 1300円
当日高校生 800円 、当日65歳以上 1000円
【ぴあ購入画面へ】
icon
【ローチケ購入画面へ】
icon

巡回情報
【神戸会場】
会期:2017年10月28日〜2018年2月4日(予定)
会場:神戸市立博物館

【名古屋会場】
会期:2018年2月18日〜7月1日
会場:名古屋ボストン美術館

プレゼント

本イベントの開催を記念して、東京都美術館で開催の「ボストン美術館の至宝展」入場ペアチケットを5組10名様にプレゼント!

 ▶ 応募詳細はこちら  応募締締め切り 2017年7月11日

新規会員登録


facebook

facebook

twitter

pintent


twitter
ページ上部へ戻る