長寿大国である日本において生涯健康な歯や口内を維持し「歯の健康寿命」を延ばすことは、健康で生き生きした生活を送るためにも重要です。江崎グリコ株式会社では、治療が必要になる前にセルフケアで対処できる「初期むし歯」に着目。むし歯予防に有効な「初期むし歯」対策の認知・実態についての調査を行いました。
知られていない正しい初期むし歯対策
「初期むし歯」を知っている人に対して、実際に行っている対策を聞いたところ、90％の人が「歯磨き」と回答しています。次いで「デンタルフロスの使用」が2位に上がっています。しかし、「初期むし歯」は歯からカルシウムが溶け出した状態のため、汚れを取るだけでは不十分です。失われたカルシウムを補うには、唾液の分泌が重要です。唾液は口の中の細菌を洗い流したり、食事によって酸性化した口中環境を中和するほか、歯にカルシウムを補うという役割も担っています。この歯にカルシウムを補うという役割が重要なのです。
子供のころからしっかりケア。でも不安なお口の環境
今回行ったアンケート対象者のうち、小学生の子どもがいる方に子どものオーラルケア状況を聞いたところ「注意してしっかり行っている」が18.1％、「人並みに行っている」が65.9％と8割以上がキチンとオーラルケアを行っていると回答しています。にもかかわらず、約4割もの人が、子どもの歯の疾患について不安を持っていると回答しました。
「POs-Ca 」配合ガムで、「初期むし歯対策」を
将来のお口の健康を維持するためには、小学生からのオーラルケアの徹底とその習慣化が重要です。江崎グリコでは、大阪歯科大学の神原正樹教授と共同で、三重県の小学校の協力のもと初期むし歯改善に向けた取り組みを行っています。この取り組みで使用しているのが、江崎グリコの独自成分「POs-Ca」配合のガムです。毎日給食後にこのガムをかむことで唾液中のカルシウムを補う効果があります。この「POs-Ca」配合ガムを活用した初期むし歯対策を行った結果、小学校6年生（12歳）でむし歯のり患率が大幅に改善しました。
